2014年に全国各地の大型会場で開催され、大人気を博した「進撃の巨人×リアル脱出ゲーム『ある城塞都市からの脱出』」が米国進出する。ニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランスコと米国を代表する3都市でこの2月から4月にかけて「Escape from the Walled City US Tour」が順次開催される。 すでに2月1日のサンフランシスコ・AT&Tパーク、3月21日のロサンゼルス・ウェインガートスタジアムの開催日時と場所が発表されている。日本と同様の屋外型の大型会場を使用している。ニューヨークについては2015年4月とだけしており、詳細は今後の発表になる。
リアル脱出ゲームは、フリーペーパーの発行やイベント・広告・音楽の企画・制作会社のSCRAPが開発した。2007年のスタート以来、高い人気を誇っている体感型ゲームイベントである。参加者数人とチームを組みながら、脱出ゲームにライブで挑戦するのがコンセプトだ。ゲーム中に出題される謎の難解さで知られており、それも人気の秘密だ。 また人気映画やアニメなどのコラボレーションも活発だ。これまで「名探偵コナン」「BIOHAZARD」などがある。作品の世界観をゲームに取り入れる。 なかでも「進撃の巨人×リアル脱出ゲーム」は、特に大型のイベントとなった。大型スタジアムを中心に多くの参加者が集まった。今回はこのイベントを米国に輸出する。現地ではSCRAPの米国子会社SCRAP Entertainment Incが運営をする。
米国でのリアル脱出ゲームの開催は今回が初めてでない。2012年にSCRAPがサンフランシスコで最初のイベントを実施、これが好評を博したことから数々の企画が続々行われた。サンフランシスコのJ-POPサミットで行われた『新世紀エヴァンゲリオン』、2014年にはボルチモアのOTAKONにてKickstaterで支援を呼びかけた『UNDER THE DOG』という変わり種もある。