超歌劇「幕末Rock」 坂本龍馬役・良知真次インタビュー | アニメ!アニメ!

超歌劇「幕末Rock」 坂本龍馬役・良知真次インタビュー

[取材・構成:高浩美] ■ ひとりで頑張るんじゃなくてみんなの力を借りて、気づいたら(僕が)引っ張ってたぐらいな方が”坂本龍馬”には合っている。

インタビュー
注目記事
超歌劇『幕末Rock』(C)2014 Marvelous Inc./超歌劇『幕末Rock』製作委員会
  • 超歌劇『幕末Rock』(C)2014 Marvelous Inc./超歌劇『幕末Rock』製作委員会
  • 超歌劇『幕末Rock』(C)2014 Marvelous Inc./超歌劇『幕末Rock』製作委員会
  • 超歌劇『幕末Rock』(C)2014 Marvelous Inc./超歌劇『幕末Rock』製作委員会
[取材・構成:高浩美]

■ ひとりで頑張るんじゃなくてみんなの力を借りて、
気づいたら(僕が)引っ張ってたぐらいな方が”坂本龍馬”には合っている。

このクリスマスイヴに超歌劇(ウルトラミュージカル)『幕末Rock』が開幕する。2014年2月27日にマーベラスより発売されたPlayStation Portable用ゲームソフト『幕末Rock』(ばくまつロック)が元となっている。ゲームの方は2作目『幕末Rock超魂』(ばくまつロック ウルトラソウル)が9月25日に発売されている。7月にはTVアニメ『幕末Rock』もオンエアー、つまり、ゲームからアニメ、舞台と多角的に展開している人気コンテンツなのである。
舞台は幕府直属の最高愛獲(トップアイドル)・新選組による天歌(ヘブンズソング)で支配されていた架空の幕末。そんな幕府に憤りを感じた志士(ロッカー)達が”Rock”の力で革命を起こす、といったもの。

この作品でメインキャラクターを演じている声優は皆、歌手活動もしており、沖田総司役の小野賢章以外はロックバンドでの活動もしており、その歌唱力の高さは折り紙付き。今回の舞台でのメインキャラクターを演じる俳優陣も主にミュージカルで活動。
今回、坂本龍馬役を演じる良知真次は劇団四季で数々のミュージカルに出演、退団後もミュージカルを中心に活動しているが、それ以外でも2011年3月に『AUTRIBE』を結成、2013年4月にはメジャーデビューも果たしている。TVアニメ『弱虫ペダル』2クール目のエンディングテーマソング『I'm Ready』を歌っていたのは記憶に新しいところ。

架空の幕末が舞台とは言えども歴史上の超有名人、坂本龍馬を演じるに当たって良知真次は
「刀ではなくギターを持っていますが、ひも解いてみると(史実上の)坂本龍馬と当てはまるところもあるんじゃないかな」と分析。世界に憧れを持ち、新しい時代を夢見た龍馬は小説等、様々なジャンルの題材として今も”引っ張りだこ”な状態。坂本龍馬の生き様は現代人の憧れでもある。
「幕末を生きた人たち、今の現代人には足りないような、”魂を込めて生きていく”というような人たち。その幕末をミュージカルでやるっていうところ、”魂”ってことで音楽的にはRockなんだろうな、と。この作品では坂本龍馬の熱いRock魂が描かれています。歴史上の坂本龍馬とは全く違いますが、見えてくるものが時折一緒だったり……”もしかしたら、ここは同じなのかな~”とか”熱さは一緒なのかな~”とか」

この『幕末Rock』の坂本龍馬の設定だが、とにかく底抜けに明るく自由だ。そしてちょっと”オバカ”なところもあるが、裏表がなくて誰からも愛される性格。
「龍馬は伝えたいことは誰よりも早く伝えたりする。そういうところは自分にもあてはまるかな~と」

アニメを観ていたファンならわかっていると思うが、歴史で習った話とは全く違う。「ライブシーン、もちろんあります。構えて観るのではなく、楽しみながら”こんなシーンがあったな”とか”舞台ではここはこういう風になるんだ”とか、ね。舞台ならではのオリジナルな部分もありますし、アニメの音楽、もちろん、ありますよ。稽古場でやってても楽しいですし、でもお客様はそれ以上に楽しめるんじゃないでしょうか。実はRockの曲はあんまり歌ったことがないんですよ。でも聞いてみるとものすごくキャッチーだったり、入りやすい曲だったり、”あー楽しいな”と。このお話を頂いてから、普段のグループでの活動の音楽とは全然違うので(自分の中の)音楽のジャンルがひとつ増えたような感じですね。アーティストとしてやってることが生かせれば……」と語る。

超歌劇『幕末Rock』
(C)2014 Marvelous Inc./超歌劇『幕末Rock』製作委員会
《高浩美》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集