このほか有力候補は、2014年のアニメーション映画では最大ヒットになったディズニーの『LEGO ムービー』、それに続くドリームワークス・アニメーションの『ヒックとドラゴン2』、そして今後の公開となるが前評判の高い『ベイマックス』だろうか。続編が不利とされるアカデミー賞だけに、『ヒックとドラゴン2』がやや弱いかもしれない。 20作品のうちディズニーが4作品、ドリームワークス・アニメーションが3作品と全体の1/3を占める。それでも2014年は毎年有力作品を送り込むピクサーの作品がないことから、他のスタジオにチャンスは多い。 日本の2作品を含む海外勢も注目される。フランスからも『ミニスキュル ~森の小さな仲間たち~』と『Jack and the Cuckoo-Clock Heart』がエントリー、アイルランドからは『Song of the Sea』、ラトビアからも『Rocks in My Pockets』がある。 ハリウッド大作とインディペンデント、そして良質な海外映画が、まずはノミネート5作品を争うことになる。
第87回米国アカデミー賞 長篇アニメーション部門 エントリー作品
『ベイマックス』 『The Book of Life』 『The Boxtrolls』 『Cheatin』 『ジョバンニの島』 『Henry & Me』 『The Hero of Color City』 『How to Train Your Dragon 2』 『Jack and the Cuckoo-Clock Heart』 『オズ めざせ!エメラルドの国へ』 『LEGO ムービー』 『ミニスキュル ~森の小さな仲間たち~』 『Mr. Peabody & Sherman』 『Penguins of Madagascar』 『The Pirate Fairy』 『プレーンズ2/ファイアー&レスキュー』 『Rio 2』 『Rocks in My Pockets』 『Song of the Sea』 『かぐや姫の物語』
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