日本よりむしろ海外で圧倒的な評価を受けてきたアニメ監督、それが川尻善昭監督である。代表作『獣兵衛忍風帖』は、北米で『NINJA SCROLL』の名で知られのビデオグラム(ビデオ、DVD、Blu-ray)販売が90万本を突破するなど輝かしい記録を持つ。『バンパイアハンターD』、『妖獣都市』なども海外でよく知られた作品だ。その川尻善昭監督のオールナイト特集上映が、12月6日(土)テアトル新宿にて開催される。これは1984年に川尻善昭監督が、『SF新世紀レンズマン』で監督デビューして30周年を迎えたのを記念した企画だ。川尻善昭監督の30年を一気に振り返る。記念イベントは「《クールジャパン》を創った男 川尻善昭ミッドナイトフェス」として行われる。当日は『獣兵衛忍風帖』、『妖獣都市』、『バンパイアハンターD』の長編映画3作品。さらに『獣兵衛忍風帖BURST』のオムニバス3編が含まれる。『獣兵衛忍風帖BURST』は国内外で絶大な支持を受ける『獣兵衛忍風帖』から、20年の時を経て監督自身がスピンアウト作として蘇らせた。これまで劇場未上映はもちろん、商品化もされていないという貴重な作品だ。菊地秀行さんの小説を陰影のあるハードボイルドタッチで映像化した『妖獣都市』(1987年作)とラブロマンス大作『バンパイアハンターD』(2001年作)。いずれも大スクリーンで映える名作たちが揃った。さらに当日は、川尻監督自身がゲストとなり、トークショーも実施する予定だ。監督に加え、『獣兵衛忍風帖』や『バンパイアハンターD』でキャラクターデザインを務めた箕輪豊さんと、アニメ・特撮研究家の氷川竜介さんが登壇する。初監督作品『SF新世紀レンズマン』から歩み続けた30年の軌跡を解き明かすトークは、ファン必聴の内容になるだろう。「川尻善昭ミッドナイトフェス」は11月22日(土)に劇場窓口及び劇場オンラインチケット予約にて先行販売がスタート。価格は全席指定3000円だ。情報発表に伴い、公式サイトとTwitterアカウントもオープンしている。詳しい情報はこちらで確認出来る。川尻善昭さんは1950年生まれ。虫プロダクションを経て、マッドハウス設立時からアニメーターとして参加し、『SF新世紀レンズマン』で監督デビュー。その後、オムニバス作『迷宮物語』の「走る男」や『妖獣都市』のスタイリッシュな演出で自己のスタイルを確立させた。国内外からも高い評価を得ており、『マトリックス』のウォシャウスキー監督をはじめ多くのファンを持つクリエイターである。[高橋克則]川尻善昭公式サイト/http://yoshiakikawajiri.com/川尻善昭公式twitter/https://twitter.com/yoshi_kawajiri「《クールジャパン》を創った男 川尻善昭ミッドナイトフェス」開催日: 2014年12月6日(土)時間: 開場23:30/開演23:45(終演予定6:30)上映館: テアトル新宿料金: 3000円均一(全席指定)
「マ???」「オタク拗らせた」令和に「咎狗の血」まさかの舞台化! 長年のファンが感激…トレンド入りの超盛り上がりに♪ 2025.2.25 Tue 23:55 20周年を迎えるBLゲーム『咎狗の血』が舞台化し、2025年8月に新…