ミュージカル「黒執事」 ロンドンを舞台におなじみのキャラクターが2.5次元で作品世界を構築する | アニメ!アニメ!

ミュージカル「黒執事」 ロンドンを舞台におなじみのキャラクターが2.5次元で作品世界を構築する

高浩美のアニメ×ステージ&ミュージカル談義:ミュージカル『黒執事』 切り裂きジャックの物語、マダム・レッドの哀しみ、深紅に染まるロンドンを舞台におなじみのキャラクターが2.5次元で作品世界を構築する。

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(C)2014 枢やな/ミュージカル黒執事プロジェクト
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高浩美のアニメ×ステージ&
ミュージカル談義
[取材・構成: 高浩美]

ミュージカル『黒執事』
切り裂きジャックの物語
マダム・レッドの哀しみ
深紅に染まるロンドンを舞台におなじみのキャラクターが2.5次元で作品世界を構築する


ミュージカル『黒執事』、今年の7月からアニメも新シリーズが放映開始され、その人気は衰えない。もちろん連載も2006年から継続中、関連書籍を含むと累計1500万部、まさに空前の大ヒットなのである。
今回の舞台は人気エピソードである『切り裂きジャック』の話。実はこれ、1888年のイギリスで実際に起こった猟奇殺人事件(Jack the Ripper)。売春婦を対象にした殺人で、新聞社に犯行予告を書名入りで送ったりと、いわゆる“劇場型犯罪”の元祖とも言われている。謎も多く、現在も未解決なのである。この神秘性や謎がクリエイターにとっては刺激的、モチーフにしたり、扱ったりした作品は数多く書かれている。有名なものではアルフレッド・ヒッチコックが映画化した『下宿人』。その他、エラリー・クイーンの小説『恐怖の研究』等がよく知られている。映画では『タイム・アフター・タイム』(切り裂きジャックが未来に逃亡する物語)、『宇宙大作戦(スター・トレック)』(『惑星アルギウスの殺人鬼』に切り裂きジャックの正体とされる異星人が登場する)等がある。

『黒執事』では女王の命により切り裂きジャックの事件を暴くことになっている。今回でミュージカル版は4回目。初演は2009年だが、このシリーズ全てに参加しているのはセバスチャン役の松下優也、グレル・サトクリフ役の植原卓也、葬儀屋役の和泉宗兵。この3人に作品の面白さや今回の見所などを伺った。

Q1 作品の面白さ
Q2 キャラクターの魅力
Q3 今回の見所

松下優也
Q1 「ギャグ要素満載なところも面白いが、根本にある人間の闇などの深いとこを描いているところが面白い」 
Q2
「美しく残酷」
Q3
「シエル、セバスのワルツ!!」

植原卓也
Q1
「執事のセバスチャンに不可能はなく、何でもこなしてしまう姿は見ていて本当に気持ちがいいです。そして描かれる物語の舞台は19世紀末期のイギリスで、美しく独特な世界観も黒執事ならではと思います」
Q2
「“乙女な死神”という、もう、最高な設定だと思います(笑)黒執事のダークな雰囲気のシーンもグレルが登場すればパッと明るくなって、あのセバスチャンでさえ戸惑いを隠しきれない、唯一無二の存在だと思います」
Q3
「今作は個人的には、執事に扮装しているグレルと死神のグレルの「一人二役」をやらせてもらいますので、それはぜひ注目して頂けたらと思います。原作を忠実に再現できるよう頑張ります!!」

和泉宗兵
Q1
「19世紀末のイギリスという世界観の中で、濃すぎるとも思える粒だったキャラクターが違和感ありそうで違和感なく存在しているところ。ベストなミスマッチがワクワクしますね」
Q2
「ミステリアスでありながら時にコミカルでなのにカッコ良く。なのにカワイイ。声優の諏訪部さんが作り上げた声色は本当に魅力的で、役作りの最大の参考にさせていただいています!」
Q3
「今までミュージカル『黒執事』ではオリジナルストーリーを作ってきましたが、今回はアニメでも放送があった”切り裂きジャック編”。あのシーンやあのシーンが三次元で表現されます。葬儀屋をどこまで再現できているのか、是非、見届けていただきたいです」

ミュージカル『黒執事-地に燃えるリコリス-』
(C)2014 枢やな/ミュージカル黒執事プロジェクト
《animeanime》
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