国内のコンテンツ産業の市場を調査、その動向を明らかにする『デジタルコンテンツ白書2014』(監修:経済産業省 商務情報政策局)が9月1日に発刊になる。今回は2013年のコンテンツ産業全体の市場規模、さらにジャンル別、メディア別の動向も明らかにした。また現在の状況を踏まえつつ、2014年以降の変化も見通す。時代の変化を読み取る特集では、注目を浴びている「クラウド化するコンテンツ ~価値創出のメカニズム~」を取り上げた。『デジタルコンテンツ白書2014』によれば、2013年の国内コンテンツ産業の市場規模は11兆9094億円と前年比で0.4%増とほぼ横ばいだった。そのなかでコンテンツのデジタル化の進展は依然続いており、デジタルコンテンツの市場は7兆6589億円と1.6%増となる。コンテンツ全体の64%、2/3程度がデシタルとして提供されていることになる。デジタルコンテンツとして市場が大きいのは動画、そしてゲームである。ゲームは100%、動画96.7%がデジタルとなっている。『デジタルコンテンツ白書2014』では、このほかにも興味深いトピックスを挙げている。特に大きな動きがあったのはオンラインゲームで、市場の成長からCATV、カラオケ、アーケードゲームなどを抜き、テレビ、新聞、雑誌、書籍、インターネット広告に続く、6番目の大きさを持つコンテンツ産業になっている。このほか電子書籍、電子雑誌、音楽配信、動画配信といったネットワーク型コンテンツの市場が急伸しているのも特徴だ。2014年も大きな焦点となりそうだ。各市場の数字や市場動向は、本書のなかで確認出来る。価格は12000円(税別)、政府刊行物を取り扱う全国の書店での注文可能だ。また、9月5日には15時より城西国際大学東京紀尾井町キャンパスにて、『デジタルコンテンツ白書2014』発刊セミナーが開催される。2014年の白書の特徴やコンテンツ産業の市場規模の解説、さらに特集テーマとなった「クラウド化するコンテンツ~価値創出のメカニズム~」について執筆陣が講演をする。受講料はデジタルコンテンツ協会(DCJA)法人会員が無料、それ以外は3000円 (会場受付にて)となる。DCAJのサイトから申し込みを受け付けている。最新のコンテンツ産業の動向を知るよい機会になるだろう。『デジタルコンテンツ白書2014』第1章 特集 クラウド化するコンテンツ ~価値創出のメカニズム~第2章 日本のコンテンツ産業の市場動向日本のコンテンツ産業の市場規模/コンテンツをめぐる法的環境の最新動向第3章 日本のコンテンツ政策第4章 コンテンツの分野別動向マンガ/アニメーション/映画/音楽/ゲーム/オンラインゲーム/ライブエンターテインメント第5章 メディアの分野別動向放送/インターネット/モバイル関連産業/新聞/出版第6章 海外動向アメリカ/ドイツ/ブラジル/中国/韓国/ベトナム資料編 コンテンツ産業統計資料/ヒットコンテンツ2013レビュー/2007年~2012年のヒットコンテンツ監修:経済産業省 商務情報政策局 編集・発行:一般財団法人デジタルコンテンツ協会仕様: A4変型・241ページ 発行日:2014年9月1日定価: 12000円+税『デジタルコンテンツ白書2014』発刊セミナー日時: 2014年9月5日(金) 15時~17時40分会場: 城西国際大学 東京紀尾井町キャンパス受講料: DCAJ法人会員 無料 その他 3000円 (会場受付にて)申込み: DCAJ Webサイト/http://www.dcaj.or.jp/news/2014/08/2014-1.html
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