8月8日に全国公開をスタートした『STAND BY MEドラえもん』が、ロケットスタート切り、大きな話題になっている。公開10日目までの動員は244万人、興行収入は早くも32.7億円に達した。この数字は2014年の夏映画ではトップであるだけでなく、過去の2Dアニメの劇場版「ドラえもん」シリーズの大ヒット作に匹敵し、さらにそれを大きく超えそうな勢いだ。本作は原作者の藤子・F・不二雄さんの生誕80周年記念として、ドラえもん史上初の3DCGでのアニメ化として当初より話題を呼んでいた。さらに山崎貴監督と八木竜一監督の2名を起用、国産CGアニメの傑作となった『friends もののけ島のナキ』をさらに推し進め、楽しさ満載の最新の映像を実現している。本編は多くの人がお馴染みのドラえもんの傑作エピソードを積み重ねている。のび太のドラえもんとの出会い、しずかちゃんへ想い、そしてドラえもんとの別れなどを沢山の秘密道具と共に描く。映像の面白さと感動のストーリーが人気の秘密だ。こうした人気は、今後、海外にも広がりそうだ。製作によれば、本作の海外での配給がすでに21ヵ国・地域で決定している。ドラえもんの人気が高いアジア地域と南欧が多くなっている。一方で、このうち11か国は、これまでドラえもんの配給実績のなかった国だと言う。韓国、台湾、香港、マカオ、シンガポール、マレーシア、ブルネイ、ベトナム、タイ、ラオス、カンボジア、ミャンマー、フィリピン、インドネシア、イタリア、サンマリノ、ヴァチカン、マルタ、モナコ、スイス、スペインで劇場公開予定、もしくは調整中だ。さらに他の国とも海外配給の交渉を続けているという。東宝・国際部によれば、今年5月のカンヌ映画祭のマーケットでは本作に各国からオファーが殺到したという。とりわけ3DCGのドラえもんのビジュアルに大きな関心が集まったという。国内の大ヒットにより、海外からの引き合いもさらに力強さを増しそうだ。『STAND BY MEドラえもん』/http://doraemon-3d.com/ 『STAND BY MEドラえもん』(C)2014「STAND BY ME ドラえもん」製作委員会
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