士郎正宗さんのSFマンガ『アップルシード』を原作とした新作長編CGアニメ『Appleseed Alpha』が、日本でもいよいいよ動き出しそうだ。このほど国内向けの公式ティザーサイトがオープンし、情報配信を開始した。公式サイトには「COMING SOON」の文字があり、今後の日本展開を感じさせる。一方で、本作のビジュアルが一部公開されているほか、最新ニュースも配信を開始している。今後の展開に期待したいところだ。『Appleseed Alpha』は、ソニー・ピクチャーズと日本のアニメ製作会社ルーセント・ピクチャーズエンタテインメントが製作、それに映像制作を日本のCGスタジオSOLA DIGITAL ARTSが手がけた。また、監督には、映画『アップルシード』(2004年)、『エクスマキナ』(2007年)の荒牧伸志さんを起用している。しかし、本作はこれらの続編ではなく、士郎正宗さんの『アップルシード』を全く新たに映像化している。リブート版として、新しい映像で作品を描き直しているのが特徴だ。もうひとつの特徴は、海外マーケット主導となっていることだ。本作のワールドプレミアは、7月2日パリのJapan Expoだった。荒牧伸志監督も姿を見せて、本作を初披露した。さらに7月15日に米国でデジタル配信を開始、7月22日にDVDとBlu-rayが発売されている。日本より一足早い展開だ。これはこれまでの『アップルシード』、『エクスマキナ』が海外でより高い評価を受けているためだ。『Appleseed Alpha』海外マーケットを前提に、映像づくりやマーケット戦略が練られている。キャラクターやメカもよりリアリティが増し海外で受け入れられやすい造形になっている。荒牧伸志監督の説くとするリアル感のあるCGキャラクターである。一方で『アップルシード』は、国内でも絶大な人気を誇る。海外で実績と伴に、日本のファンにも届けられる。『APPLESEED ALPHA』のリリース時期は明らかにされていないが、早くもマンガ展開を行っている。7月22日発売の月刊「モーニング・ツー」9月号(講談社)にてスピンオフ・マンガの連載を開始した。タイトルは『アップルシードα』で黒田硫黄さんが描く。「モーニング・ツー」9月号では、表紙と巻頭カラでも登場する。そこからは、本作に大きな力が入っていることが窺われる。『APPLESEED ALPHA』/http://appleseedalpha.jp/
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