実写『パトレイバー』「大怪獣現わる 前編」、オタク3人衆演じるカメオ出演者の映像公開
『THE NEXT GENERATION パトレイバー』第3章エピソード5「大怪獣現わる 前編」から、劇中映像が公開された。登場するオタク衆3人を神谷誠さん、辻本貴則さん、安達守さんが演じたものだ。
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7月12日からは第3章エピソード5「大怪獣現わる 前編」が上映されている。総監督の押井守さん自身が監督を務めた。その劇中映像の一部がネットで公開された。
公開された映像は、本作ならではのユニークなものである。大怪獣が現れたとニュースを聞きつけ、特車二課が出動。恐怖と興奮の渦に包まれた熱海の港に人だかりが出来る中、生のイングラムを観にやってきたオタク衆3人が登場する場面である。
この3人が実はたた者でない。『L change the WorLd』や『GANTZ』などで特撮監督、人気ゲームをフルCGで描いた『バイオハザード ディジェネレーション』、『バイオハザード ダムネーション』などで監督の神谷誠さん、本プロジェクトの監督の1人である辻本貴則さん、そして本作の制作進行を務めた安達守さんのカメオ出演である。
神谷誠さん、辻本貴則さん、安達守さんの3人はレイバーの製造を行っている株式会社篠原重工のTシャツを身につける。頭にバンダナ、手首にリストバンド、首にタオル、黒縁めがね、口ひげ、そしてメタボな体、極めつけは手にカメラと、ステレオタイプなオタク姿を披露する。一体、押井守監督の意図はどこにあるのか?
「98式AVかあ。もはや最新兵器の面影はないなあ」などと嫌味たっぷりな会話にも注目だ。
『機動警察パトレイバー』は1988年以降、マンガ、OVA、映画、小説など様々なメディアミックス展開を繰り広げた。世代を超えた多くのファンを獲得し、アニメ史に残る大ヒット作である。シリーズが誕生から約四半世紀を経て新たなかたちで、『THE NEXT GENERATION パトレイバー』になる。
そんな作品を押井守監督の旧知の人物が協力する。本作は、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが出演していることでも話題を呼んでいる。
[真狩祐志]
『THE NEXT GENERATION パトレイバー』
/http://patlabor-nextgeneration.com/
『THE NEXT GENERATION パトレイバー /第3章』
エピソード4「野良犬たちの午後」(監督:辻本貴則)、エピソード5「大怪獣現わる 前編」(監督:押井守)
7月12日(土)より新宿ピカデリーほか全国2週間限定イベント上映中