「キカイダー」復活に特撮ファンも満足 海外進出も目指す | アニメ!アニメ!

「キカイダー」復活に特撮ファンも満足 海外進出も目指す

41年前に誕生した特撮ヒーローを映画で甦らせた『キカイダー REBOOT』が5月24日(土)に公開。都内で行われた舞台挨拶に主演の入江甚儀らが登壇した。

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伴大介&佐津川愛美&入江甚儀&鶴見辰吾&高橋メアリージュン/『キカイダー REBOOT』舞台挨拶
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41年前に誕生した特撮ヒーローを映画で甦らせた『キカイダー REBOOT』が5月24日(土)に公開。都内で行われた舞台挨拶に主演の入江甚儀を始め、下山天監督、佐津川愛美、高橋メアリージュン、鶴見辰吾、そして41年前のオリジナル版に主演し、本作にも出演する伴大介が登壇した。

石ノ森章太郎が生み出し、「仮面ライダー」と人気を二分し熱狂を呼んだヒーロー伝説が再起動! 一見、ごく普通の人間のようで実はアンドロイドであるジローが、人間の心と機械の体、善と悪のはざまで葛藤しつつも、生みの親の博士の遺言に従い、彼の遺児たちを守るべく悪と戦う姿を描く。

劇場にはオリジナル版の「人造人間キカイダー」をTVで見ていた往年の特撮ヒーローファンが大挙して詰めかけ、登壇陣に歓声を送る。本作のジロー役で映画初主演を果たし、自らスーツアクターも務めた入江さんは、映画を観たばかりの観客の温かい反応に「この映画が初主演作品で本当に嬉しいです。スタッフ、キャスト陣の尋常じゃない量の愛で作られた作品です」と満面の笑み。会場には、記念すべき初主演映画公開の舞台挨拶のために家族も駆けつけており「父親はちょうど『キカイダー』を見ていた世代なのでいい親孝行ができたと思います」と何度も腕を突き上げ喜びを露わにした。

ジローと少しずつ心を通わせていくヒロインのミツコを演じた佐津川さんは客席を見渡し「男性が多いですね」とニッコリ。客席からの「みっちゃーん!」という歓声に嬉しそうな表情を見せていた。

高橋さんは、“良心回路”を持たないがゆえにより戦闘に特化されたアンドロイドのマリを無表情で好演。「映画では冷徹で怖かったけど私はそんなことないですから!」と観客に釈明しつつ「戦闘ロボットということで、アクションで正確に強くやらないといけない部分が難しかったです」と“人間味”の除去に苦労したとふり返った。

鶴見さんはキカイダーの生みの親の光明寺博士と対立し、マリを生み出す科学者のギルバート・神崎を演じたが、このヒマで完成作を見る機会がなく、この第1回目の上映を観客と共に劇場で鑑賞したことを告白し驚かせる。「こんなに良くできてるとは思わなかった(笑)。機会を扱っているのに心がある。感動しました!」と観客の思いを代弁するかのような熱い感想で会場をわかせた。

そして、この日最も多くの歓声を集めたのがオリジナル版「人造人間キカイダー」でジローを演じ、本作にも謎の心理学者役で出演を果たした伴さん。入江さんのみならず、伴さんにも客席からは「ジロー!」という歓声が! 「41年ぶりに石ノ森先生の名作に光を当ててくださった関係者の方に感謝します」と語り、さらに「キカイダーは世界中で愛されています。みなさんの熱い思いが甦らせてくれたんだと思う」と語り、再び会場は熱い拍手に包まれた。

6歳の頃にオリジナル版を見ていたという下山監督も映画の公開に感慨もひとしおのよう。さらに、開催中のカンヌ国際映画祭のマーケットで本作が上映され、すでに数か国から公開のオファーが届いていることを明かし、再起動版の“世界進出”にファンも大喜びだった。

『キカイダー REBOOT』は全国にて公開中。

『キカイダー』復活に往年の特撮ファンが熱狂! 海外進出も見えた?

《text:cinemacafe.net》
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