関西地区を代表するオーケストラ大阪市音楽団が『宇宙戦艦ヤマト2199』とのコラボレーションすることになった。5月5日に、大阪市音楽団は開催したコンサート「GO!GO!市音」で発表された。音楽団は今後、『宇宙戦艦ヤマト2199』をテーマにした楽曲を公演で披露するとのことだ。また、コラボレーションポスターやグッズ展開なども予定する。両者のつながりは、『宇宙戦艦ヤマト2199』の音楽を手がけている宮川彬良さんによるものだ。宮川彬良さんは、大阪市音楽団の音楽監督も務めている。そこで2012年11月に開催された「『宇宙戦艦ヤマト2199』ヤマト音楽団大式典2012」での演奏をきっかけに、楽団と作品が繋がった。大阪市音楽団は、2014年4月より大阪市直営から一般社団法人となったばかり。新しい試みを模索する大阪市音楽団の取り組みともなる。5月5日開催のコンサート「GO!GO!市音」では、早速、『宇宙戦艦ヤマト2199』の曲が演奏されている。当日は雨天にも関わらず700人を超す来場者を集め、立ち見が出るほどの大盛況となった。『宇宙戦艦ヤマト2199』からは「コスモタイガー2199」にはじまり、組曲「宇宙戦艦ヤマト」から「序曲」、「宇宙戦艦ヤマト」の三曲を披露した。公演の途中には、大阪市音楽団・辻事務局長と『宇宙戦艦ヤマト2199』プロデューサーの郡司幹雄さんも登壇した。辻事務局長が「大阪市音楽団は宇宙戦艦ヤマト2199とタイアップをする事に決定いたしました」と発表した。ここで大きな拍手が巻き起こった。また郡司さんは、「宮川先生のご紹介で大阪市音楽団さんに演奏をしていただきました。その時初めて演奏を聴かせていただきましたが、音の塊がぶつかってくるといった印象でとても感動しました」と明かした。そして「その音楽団の存続に、宮川先生が文化を残そうという強い思いで現在ご尽力されている事も承知でしたので、ヤマトの力が少しでも役立てばと思い、一緒に船に乗るつもりでタイアップを申し出しました」とコラボへの経緯を語った。宮川音楽監督は「世の中には権利関係とか大人の事情でやりたくても出来ない事がたくさんあるけど、今回ヤマトはその事情をクリアにしてくれて堂々と一緒にやれる事になった。例えばヤマトの主砲から楽団員が顔を出しているようなポスターも作っていいわけでしょ?」と郡司プロデューサーに無茶ぶりをし、会場を笑わせる一幕も見られた。最後は「大阪市音、発進!」の力強いかけ声で会場が一体となり、ヤマトと大阪市音楽団の新たなる船出を祝福した。[高橋克則]『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』12月6日(土)全国ロードショー/http://yamato2199.net/大阪市音楽団/http://shion.jp/
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