「精霊の守り人」「獣の奏者」上橋菜穂子さん 児童文学の国際アンデルセン賞を受賞 | アニメ!アニメ!

「精霊の守り人」「獣の奏者」上橋菜穂子さん 児童文学の国際アンデルセン賞を受賞

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児童文学の分野で高い権威を持つ国際アンデルセン賞(Hans Christian Andersen Award)の2014年の受賞者に日本の作家・上橋菜穂子さんが選ばれた。国際アンデルセン賞はスイスに拠点を持つ国際児童図書評議会(The International Board on Books for Young People )が2年に一度、作家から一人、イラストレーターから一人を選出する。
同賞は1956年から続くがその狭き門から、児童文学界のノーベル賞とも呼ばれる。日本からの受賞者は作家部門、イラストレーター部門を合わせて4人目となる。

2014年は、事前に選ばれた28人の中から最終候補を5人に絞り込み、さらにそこから選考を重ねて上橋菜穂子さんを決定した。また、イラストレーター部門はブラジルの絵本作家ホジェル・メロさんが受賞した。
上橋菜穂子さんは、1962年東京生れ。1989年に『精霊の木』でデビューし、その後児童文学、SF、ファンタジーなどで活躍する。1996年にスタートした「守り人」シリーズ、また『獣の奏者』などの代表作で知られる。『精霊の守り人』、『獣の奏者』はアニメ化もされ、国内外の子どもたち、アニメファンにもお馴染みである。その著書は英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語などで翻訳出版されている。

執筆活動の一方で、上橋さんは川村学園女子大学特任教授としてオーストラリアの先住民族アボリジニの研究もしている。実際にこうした学問とのつながりが、今回の受賞の鍵となったようだ。
国際児童図書評議会は、上橋さんの作品を文化人類学の観点から描く独自のファンタジー小説として評価する。そして、日本的な要素と同時に、世界共通の普遍的なストーリーがあると評する。

作品に対する高い評価の一方で、上橋さんの作品を世界の読者に認知されることになったアニメの役割も忘れてはいけないだろう。
講談社のサイトで掲載されている上橋さんの受賞の言葉では、日本の児童文学が海外に出ていくのはとても難しいとしている。そのうえで、「『精霊の守り人』と『獣の奏者』がアニメになって、世界を巡っていったことが、翻訳につながる、とても大きな力になりました。」と述べている。さらに感謝の言葉のなかに、肉親や友人、翻訳者、編集者、画家、書店員、読者と並べて、アニメーターを加えている。

国際児童図書評議会(The International Board on Books for Young People )
/http://www.ibby.org./

講談社:2004年国際アンデルセン賞作家賞受賞
/http://bookclub.kodansha.co.jp/books/topics/kemono/
新潮社:上橋菜穂子氏、“児童文学のノーベル賞”受賞
/http://www.shinchosha.co.jp/news/blog/2014/03/26.html
《animeanime》
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