作家の東野圭吾さんが、2026年7月23日に逝去したことがわかった。68歳だった。第134回直木賞に輝いた『容疑者Xの献身』を含む「ガリレオシリーズ」など数々のベストセラー小説を生み出したことで知られ、アニメシーンにおいては今年1月、原作作品が初めてアニメ映画化された『クスノキの番人』が公開されたばかりだった。
東野さんは1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科を卒業後、エンジニアとして勤務しながら1985年に『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞し、デビューを果たした。第52回日本推理作家協会賞の『秘密』、第134回直木賞の『容疑者Xの献身』を含む「ガリレオシリーズ」、第7回中央公論文芸賞の『ナミヤ雑貨店の奇蹟』、第48回吉川英治文学賞の『祈りの幕が下りる時』など、その著書は実写ドラマ化や映画化、舞台化といったメディアミックスでも人気を博す。
アニメシーンにおいては今年1月、原作作品初のアニメ映画化として『ソードアート・オンライン』や『僕だけがいない街』、『HELLO WORLD』の伊藤智彦監督のもとA-1 Picturesがアニメーション制作を手掛けた『クスノキの番人』が公開されたばかりだった。
また、2024年の公演に続く「朗読劇ガリレオシリーズ」の第2弾として、8月15日に江口拓也、浪川大輔、仲村宗悟、石井未紗ら人気声優陣が出演する「朗読劇ガリレオシリーズ『容疑者Xの献身』」の上演を控えていた。
訃報は7月27日、著書を手掛ける出版社7社の担当が運営する公式X(旧Twitter)より発表されたもの。「7月23日未明、逝去されました。ここに、謹んで哀悼の意を表し、お知らせ申し上げます」と伝えられた。
東野さんの著書は、1985年9月刊行のデビュー作『放課後』から、8月5日刊行予定の最新刊『永遠の記憶』を含め、共著を除いて106冊を数えるという。公式Xは「生み出された物語はたくさんの読者を魅了し続けることと思います。これからも、東野さんの小説をお楽しみください」と呼びかけている。


