スタジオジブリの顔と言えば、やはり高畑勲監督、宮崎駿監督のふたりだろう。2014年にそれぞれ『かぐや姫の物語』、『風立ちぬ』が劇場公開され、日本のみならず世界中のファンから注目され、そして賞賛を浴びている。そんなふたりの創造の源流は、1960年代から1980年代に作られた作品に辿れる。数々の映画やテレビアニメのなかにその息吹を感じることが出来る。そうした作品のなかから3本の映画をピックアップ、3月21日から23日までの3日間、東京・新宿バルト9の大スクリーンで上映されることになった。“これが出発点だ。”とし、『太陽の王子 ホルスの大冒険』、『ルパン三世 カリオストロの城』、『風の谷のナウシカ』が登場する。この企画は2007年より、世界の良質なアニメーションを紹介してきた三鷹の森ジブリ美術館ライブラリーが提供する。これまでは高畑勲監督、宮崎駿監督が影響を受けた作品や両監督が薦める作品を中心に紹介してきたが、今回は監督たち原点として、3夜限りのスペシャルな企画を実現した。1968年の『太陽の王子 ホルスの大冒険』は、日本の戦後のアニメでも比較的初期にあたる1968年に誕生した大作である。当時東映動画(現東映アニメーション)が継続的製作していたオリジナルの長編アニメ1本である。壮大なテーマと様々な挑戦で、日本のアニメ史に残る傑作と知られるが、これが高畑勲監督の第一回監督作品にあたる。『ルパン三世 カリオストロの城』は1979年の宮崎駿監督の第一回作品にあたる。劇場公開のみならず、数えきれないほどのテレビ放送で多くの人が知ることになり、いまでは作品を知らない人がいないほどの名作となった。『風の谷のナウシカ』は1984年に宮崎駿監督が、自らのマンガを原作に映画とした。現在の、スタジオジブリの出発点にもあたる。こちらもアニメ史から外すことの出来ない1本である。今回、上映が全て35mmのニュープリントというのも驚きだ。これが多くのファンの足を劇場に向けさせることになるだろう。さらに毎晩一作品は、関係者によるスペシャルトーク企画がついているのも魅力だ。3月21日の『太陽の王子 ホルスの大冒険』では、『かぐや姫の物語』の西村義明プロデューサー、22日の『ルパン三世 カリオストロの城』では『夢と狂気の王国』の砂田麻美監督、23日は日本テレビ映画事業部長の奥田誠治さんと、どれも見逃せない。チケットは3月8日0時よりオンライン予約システムKINEZO EXPRESSで受付開始、8日朝から劇場オープンに合わせて窓口販売もする。上映のみは税込1500円、トークショー付きは2000円、さらにすべての上映に特別パンフレットがつく。日時: 2014年3月21日(金・祝)、22日(土)、23日(日)場所: 新宿バルト9提供: 三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー協力: 東映、トムス・エンタテインメント 特別協賛: 日清製粉グループ3月21日(金) 19:00 『太陽の王子 ホルスの大冒険』 スペシャルトーク第一夜 ※トーク45分後 上映 ゲスト: 西村義明(『かぐや姫の物語』プロデューサー) 聞き手: 森屋聖司(テレビ番組ディレクター)題目: 「高畑勲監督と過ごした8年間」22:00 『ルパン三世 カリオストロの城』 (上映のみ) 24:00 『風の谷のナウシカ』 (上映のみ) 3月22日(土)19:00 『ルパン三世 カリオストロの城』スペシャルトーク第二夜 ※トーク(45分)後 上映 ゲスト: 砂田麻美(『夢と狂気の王国』監督)聞き手: 野中晋輔(スタジオジブリ制作業務部取締役部長)題目: 「宮崎駿監督の仕事場に迷いこんで」22:00 『風の谷のナウシカ』 (上映のみ) 24:30 『太陽の王子 ホルスの大冒険』 (上映のみ) 3月23日(日) 19:00 『風の谷のナウシカ』スペシャルトーク第三夜 ※トーク(45分)後 上映ゲスト: 奥田誠治(日本テレビ映画事業部長)聞き手: 依田謙一(日本テレビ)題目: 「ジブリと歩んだ30年」22:30 『太陽の王子 ホルスの大冒険』 (上映のみ) 24:30 『ルパン三世 カリオストロの城』 (上映のみ) 料金: トークショー付き上映 2000円(税込) 上映のみの回/1500円(税込)※すべての上映に特製パンフレットが付きます。 チケット購入オンライン予約システムKINEZO EXPRESS 3月8日(土)0時~/http://kinezo.jp/pc/140劇場窓口 : 3月8日(土)劇場オープン時~
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