3月1日、日本SF作家クラブは、第34回日本SF大賞に、酉島伝法さんの『皆勤の徒』(東京創元社)を決定した。日本SF大賞は日本SF作家クラブが主催、対象年度内に発表されたSF作品からもっともすぐれた業績を残した作品を顕彰する。1980年に創設され、SFのジャンルを限定せず、小説、評論、マンガ、イラスト、映像、音楽など幅広くカバーするのが特徴だ。昨年は『機龍警察 自爆条項』(月村了衛著)と『盤上の夜』(宮内悠介著)が受賞、これまでに『イノセンス』や『バルバラ異界』など、アニメやマンガも選ばれたことがある。今回受賞した酉島伝法さんは、1970年大阪府生まれ。デザイナーやイラストレーターとしても活躍する。『皆勤の徒』は2011年に第2回創元SF短編賞も受賞した「皆勤の徒」を表題作として、2013年8月に「洞(うつお)の街」、「泥海(なずみ)の浮き城」、「百々似(ももんじ)隊商」も収録する一冊にまとめられた。『SFが読みたい! 2014年版』でベストSF2013国内篇の1位にも選ばれた話題作である。異様な有機生命体を素材に商品を手作りする会社員の語り手が、百メートルの巨大な鉄柱が支える甲板の上に建つ会社を舞台に平穏ではない日常を綴る。4編の連作による遠未来SFだ。第34回のSF大賞には、『皆勤の徒』のほか『NOVA』全十巻(大森望責任編集)、『know』(野崎まど)、『BEATLESS』(長谷敏司)、『Gene Mapper -full build-』(藤井太洋)、『ヨハネスブルグの天使たち』(宮内悠介)の5作品が候補に挙がっていた。このうち『NOVA』全十巻と『ヨハネスブルグの天使たち』は特別賞を受賞した。特別賞は第29回以降は、大賞と別に毎年受賞者・作品が選ばれている日本SF大賞『皆勤の徒』 酉島伝法(東京創元社)特別賞『NOVA』全十巻 大森望責任編集 (河出書房新社)『ヨハネスブルグの天使たち』宮内悠介 (早川書房)
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