映画「アンパンマン」シリーズ最新作の公開日が決定した。2月6日に新宿NSビルで開催された「ありがとう!やなせたかし先生 95歳おめでとう!」の会で発表された。タイトルは、『それいけ!アンパンマン りんごぼうやとみんなの願い』。7月5日から全国の子どもとファミリーに届けられる。アンパンマンは、長年にわたり子供たちに愛されてきた。映画も今年の夏の『りんごぼうやとみんなの願い』がシリーズ第26作にあたる。長く続いたシリーズだが、2014年は大きな変化がある。それは2013年10月13日に原作者である やなせたかしさんが94歳で亡くなられていることである。原作者のなくなった後のシリーズの先行きも懸念されたが、やなせたかしさん意志を継ぎ、2014年も引き続き映画が製作されることになった。発表のあった「ありがとう!やなせたかし先生 95歳おめでとう!」の会は、来場者が楽しめるエンタテイメント満載の場となった。同日がやなせたかしさんの生誕95周年にあたることから、生前のやなせたかしさんの意向を組んだものだ。『それいけ!アンパンマン りんごぼうやとみんなの願い』にも、やなせたかしさんの持ち味が反映される。本作は、やなせさん最後の絵本『アンパンマンとりんごぼうや』を原作に、望郷と故郷の再建をテーマとした内容になる。シリーズは2012年が東日本大震災からの復興をテーマにした『それいけ!アンパンマン よみがえれバナナ島』、2013年は希望をテーマにした『それいけ!アンパンマン とばせ!希望のハンカチ』だった。今回は2012年からの復興三部作の最後を飾るものとなる。「ありがとう!やなせたかし先生 95歳おめでとう!」の会では、やなせたかしさん最後のメッセージも明らかにされた。このなかでリンゴをテーマに持ってきた理由も語られている。『アンパンマン』/http://anpanman.jp/『それいけ!アンパンマン りんごぼうやとみんなの願い』7月5日(土)元気100倍ロードショーやなせたかしさん最後のメッセージ「新聞に連載されていた記録に感動しました。小さな村を改革して牧畜業に切り替え、ようやく軌道にのりはじめた時、東日本大震災で原発事故。放射能に汚染された村を離れ、村民はバラバラになります。しかし、その困難に屈せず、もう一度、愛する故郷を再建しようと努力しているという内容でした。これをもとに、今回は望郷と故郷の再建ということをテーマにしました。リンゴをもってきたのは画面がキレイだからです。それに東北はリンゴ農家が多い。世界中にリンゴの木を植えるために旅している『りんごぼうや』は、久しぶりに故郷をめざして帰ってきます。故郷を美しいリンゴの里に蘇らせるために!」
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