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[再掲] 森田修平監督/佐藤大さん(シリーズ構成) 「FREEDOM」インタビュー

2007年に米国・ロサンゼルスで行ったOVA「FREEDOM」についての森田修平監督/佐藤大さん(シリーズ構成)へのインタビューを再録する。1月16日に米国アカデミー賞短編アニメーション部門に森田監督の『九十九』がノミネートされことに合わせた。

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AA
『FREEDOM』は友情とか恋愛とかを正面に取りあげていて、普通だったらちょっと恥ずかしくなるような部分も、むしろ感情を移入してしまうところがあると思うのですが。

佐藤
僕らが子どもの頃に観ていた作品に関わっていた千葉(克彦、シリーズ構成)さん、そして今38才の僕、僕より10歳下の森田さんと3人で集まった時に、宇宙旅行と月の話は同じ子供の心で喋れたんです。
「ここをこうしよう、月なんだからこうだよね」とか。もう世代を超えて男の子だったら誰しも一回通る大きい流れがあった。
アポロというキーワード一つで、みんながキュッと集まるのであれば、それは外から『FREEDOM』を観ている人も同じではないかと思ったんです。
アポロを新鮮に思う人もいれば、すげーと思う人もいれば、懐かしいと思う人もいる。

その記号に対してアメリカとか日本は関係なく、「アポロ」、「冒険」、「FREEDOM」という3連鎖に行かないか。
僕と千葉さんと森田監督とがシリーズ構成を行けるって思った時の最初のエンジンは、たぶん千葉さんの少年心です。少なくとも男の子ならそうだと思ったんですけど、実は女の子に人気があるっていう、最近の日本の傾向に驚きを覚えております。(笑)

森田
僕が作っているものみんなそうなんですよね。『カクレンボ』も。
まあ、今となってきては分かってきましたけど。なんで女の子が好きなのかって考えていくと理由が分かってきました。

佐藤
男の子の修学旅行の部屋をのぞくように、女の子は楽しんでいるのかなと僕は理解しています。

AA
男の子の世界に憧れる女の子。

佐藤
そうそう。今後出てくるヒロインが、そういうポジションで話の中に入っていく。女の子たちにとっての主役となってくれたらすごくいいなと僕は思っています。

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