宮崎駿監督の最後の長編映画『風立ちぬ』の米国の映画賞レースの快進撃がさらに続いている。12月16日に発表されたオンライン映画批評家協会賞で新たに最優秀アニメーション映画賞に輝いた。最優秀賞では、ニューヨーク映画批評家協会、ナショナル・ボード・オブ・レビュー、ボストン映画批評家協会、サンディエゴ映画批評家協会に続くものだ。他の候補4作品『怪盗グルーのミニオン危機一発』、『コクリコ坂から』、『アナと雪の女王』、『モンスターズ・ユニバーシティ』を退けた。また、同じく12月16日に発表された放送映画批評家協会賞で、最優秀アニメーション映画部門のノミネート5作品に選ばれた。さらにシカゴ映画批評家協会では、最優秀アニメーション映画部門、最優秀外国語映画部門の2つにノミネートされた。シカゴでは『風立ちぬ』はまだ上映されていないだけに驚きの結果だ。放送映画批評家協会賞のアニメーション部門は1998年にスタート、米国の長編アニメーション映画賞では比較的歴史が古い。しかし、これまではハリウッドのメジャースタジオの大作映画の受賞が続いている。ハリウッドスタジオ以外の作品の最優秀賞は、2002年の『千と千尋の神隠し』のみだ。今回のノミネートも、『風立ちぬ』以外は『クルードさんちのはじめての冒険』、『怪盗グルー』、『アナと雪の女王』、『モンスターズ・ユニバーシティ』とハリウッド映画ばかりである。宮崎駿監督の二度目の快挙が実現するか注目される。一方シカゴ映画批評家協会のアニメーション部門候補作は、同じく5本だ。『怪盗グルーのミニオン危機一発』、『アナと雪の女王』、『モンスターズ・ユニバーシティ』、『風立ちぬ』までは同じ顔ぶれだが、5本目は『怪盗グルーのミニオン危機一発』でなく、宮崎吾朗監督の『コクリコ坂から』がノミネートされている。宮崎監督にとっては、監督と脚本でそれぞれ一作品ずつ二作品、さらに親子それぞれでの候補入りとなった。『風立ちぬ』は、今後の活躍も期待されそうだ。放送映画批評家協会賞とシカゴ映画批評家協会ではこれまで流れから、『アナと雪の女王』が有力な対抗馬とみられる。しかし、『風立ちぬ』が最有力と言ってもよさそうだ。さらにすでに7作品が候補に挙がっているアニー賞の最優秀長編アニメーション賞、今後ノミネートが発表される米国アカデミー賞の行方が気になるところだ。『風立ちぬ』/http://kazetachinu.jp/
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