若い世代のクリエイティブの発掘を目指すプロジェクト、19回学生CGコンテストの応募総数が521作品となった。CG-ARTS協会が、明らかにした。応募作品数は、昨年の499作品を上回った。学生CGコンテストは1995年にスタート、当初はコンピューターグラフィゥクスのビジュアルや映像などのコンテストとして運営されていた。しかし、2011年に大きなリニューアルを行い、CGをComputer GraphicsからCampus Geniusと読み替え募集作品の枠を一気に拡大した。コンテストの目的は、若手作家に一番大切な作品評価を充実させること、作品評価を誰もが共有出来るようにオープンにすること、見出された才能を社会につなげていくことの3点としている。クリエイティビティの拡大を目指す。こうした方針は応募作品の多様性にも反映している。依然、最も多いのは映像とアニメーションだが、それは36.1%と1/3程度だ。これにグラフィック16.2%、ゲーム12.2%、インスタレーション6.5%、デザイン5.5%、写真5.1%、インタラクティブアート4.4%と続いている。また応募者は大学、 大学院、 専門学校、高等専門学校を中心に、高校、中学、小学校に至るまで幅広い年齢層に広がっている。アートやデザイン、メディアを専門的に学んでいる学生だけでなく、新しいメディアを使った表現活動をしている学生からも多数の応募がある。学生CGコンテストが新しいメディアによる創作の受け皿になっていることが理解できる。学生CGコンテストのもうひとつユニークな点は、受賞作品の決定プロセスを公開していることである。受賞作が決まることでなく、いかに人が作品からのメッセージを読み取り、評価するかの審査過程を重視しているといえるだろう。本年も、USTREAMにて選考会をライブ中継する。10月9日、そして10月13日にもノミネート作品の選考の様子をライブ配信で公開する。今後は11月7日の最終審査会を経て、受賞作品決定する。12月1日、2日に蔵前のMIRRORにて表彰式、受賞作品展を予定する。学生CGコンテスト/http://www.cgarts.or.jp/scg/
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