一般社団法人日本映画テレビ技術協会が、2012年度第66回映像技術賞の発表した。このうち映像技術賞のアニメーション部門は、2012年夏に劇場公開された『アシュラ』が受賞した。またVFX部門は、実写『宇宙兄弟』が選ばれた。『アシュラ』は公開当時より、2Dのような絵が動き出す独特の映像表現が話題呼んでいた。今回の受賞対象は、そのCGアニメチーム、東映アニメーションである。また、『宇宙兄弟』は、すでにVFX技術に定評があるオムニバス・ジャパンのCG・VFX制作チームである。一方、アニメーションでは審査員特別賞で、『こまねこのおるすばん』が選ばれている。ティー・ワイ・オードワーフ事業部が受賞者だ。映像技術賞は、最新のテクノロジーにスポットが注目を浴びがちだ。そうしたなかでストップモーションによる短編アニメーションの受賞は、アニメーションの技術の幅広さを感じさせる。一般社団法人日本映画テレビ技術協会は、1947年に発足した日本映画技術協会を前身としている。1965年に日本映画テレビ技術協会に改称して現在に至る。映画・テレビに関連する法人・団体と映画・テレビの技術に携わる人々により組織され、映像技術全般に渡って広い視野に立つ団体として業界を支えている。数ある活動のうちアニメーション部会が設立されたのは1999年である。設立の契機は、1997年に『もののけ姫』がヒットしたこと各方面でのアニメへの関心が高まったことが背景にある。アニメーション部会は、CG、VFX、3Dなど、アニメの表現技術の調査研究、技術とツールのコラボレーション、規格・啓蒙・普及、表彰およぴ情報交換・交流などを行う。「撮る」だけでなくデジタル技術により「創る(加工)」にも目を向ける。映像文化の向上に寄与すること、そしてアニメ業界だけでなく映像業界に新しい制作技術のノウハウを発信することを目指している。[真狩祐志]一般社団法人日本映画テレビ技術協会/http://www.mpte.jp/
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