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読売広告社 アニメ・キャラクター専門子会社 読広エンタテインメント設立

読売広告社が、アニメとキャラクター特化した専門子会社を立ちあげる。同社は7月1日付で、株式会社読広エンタテインメントを設立すると発表した。

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広告代理店の読売広告社が、アニメとキャラクター特化した専門子会社を立ちあげる。同社は7月1日付で、株式会社読広エンタテインメントを設立すると発表した。資本金は5000万円、全額を読売広告社が出資する。
読広エンタテインメントは、アニメとキャラクタービジネスを中心にエンタテインメント事業を手がける、コンテンツプロデュース、各種サービスの提供を開始するとしている。事業内容では、キャラクター商品化・販売促進、エンタテインメント関連事業のコンサルティング、アニメを活用した企業コミュニケーション、テレビシリーズ・映画等のアニメプロデュース、キャラクターの版権管理とその商品企画・開発・製造・販売などが掲げられている。アニメの製作から二次展開を含めた幅広い事業を想定しているようだ。

読売広告社は、1929年創業、広告事業大手である博報堂DYの子会社である。もともとアニメ関連事業に強味があり、1965年のテレビアニメ『宇宙エース』の企画、放送以来、長年にわたり関わってきた。アニメのほか、特撮やドラマも含めると400作品以上を世に送り出している。
新会社はこうした経験とノウハウを活かすことで、エンタテインメント分野のビジネス開発を目指す。同社は2011年に次世代モノづくり研究所を設立したが、さらにここから読広エンタテインメント分社化することで、これを実現する。

新会社設立の背景として、読売広告社はテレビアニメに広がりを挙げる。アニメは、子供文化の象徴だった「テレビまんが」が、若者のニッチなサブカルチャーとなり、さらに日本を代表する文化となった。そうしたなかで、アニメは普遍化され、一般企業がオリジナルアニメを活用したコミュニケーションを行う例も急増しているという。また、ソーシャルメディアとアニメは親和性が高く、クールジャパン戦略の有力コンテンツであると説明する。
そこで、コンテンツプロデュースや市場やクライアントのニーズに応じたビジネスにビジネスチャンスが大きいと判断したようだ。アニメはその存在感の大きさに比べて、ビジネス規模が小さいとされる。産業としてのポテンシャルもしばしば指摘される。読広エンタテインメントが、産業拡大を実現する起爆剤になれるのか、注目される。

読売広告社 /http://www.yomiko.co.jp/

会社読広エンタテインメント
設立時期: 2013年7月1日
資本金: 5000万円(読売広告社100%)
所在地: 〒107-6105 東京都港区赤坂5-2-20 赤坂パークビル
従業員数: 3名(予定)
代表者: 代表取締役社長 渡辺 和哉
(現職 株式会社読売広告社 次世代モノづくり研究所 所長代理)
《animeanime》
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