マンガ家・浦沢直樹さんの代表作『MONSTER』の実写化テレビドラマ企画が、米国で進んでいる。4月24日、米国のエンタテイメント情報サイトDeadline.comは、米国の大手有料放送局HBOが『MONSTER』の実写ドラマ企画を進めていると報じた。Deadlineによれば、このプロジェクトは、ギレルモ・デル・トロ監督らとチームを組む。デル・トロ監督は『ヘルボーイ』や『パシフィック・リム』などの監督、「ホビット」シリーズなどの脚本などの代表作があり、ハリウッドで現在、もっとも注目される監督、プロデューサーである。また、日本のアニメ、マンガ、特撮への偏愛もよく知られている。報道によれば、デル・トロ監督は『ドクター・フー』や『SHERLOCK/シャーロック』のスティーブン・トンプソンと共同で脚本を執筆、さらに監督も務める意向だという。ふたりはエグゼクティブプロデューサーになり、Angry Filmsのドン・マーフィーとスーザン・モントフォード、Exile Entertainmentのグレイ・アンガーも参加する。さらに日本で原作を出版する小学館もコンサルティング・プロデューサーに名を連ねる。HBOはタイム・ワーナー系の有力ケーブルテレビ局で、米国だけで3000万の視聴世帯を持つ。有料チャンネルということもあり、プレミアでクオリティの高いドラマなどが売りだ。『セックス・アンド・ザ・シティ』や『OZ/オズ』などの代表作がある。『MONSTER』も映像化が実現すれば、見応えのある作品が期待出来る。『MONSTER』の実写化は2000年代半ばにニューラインシネマが実写化権を獲得、劇場映画化を企画と伝えられたことがある。時期から見て、劇場映画企画がなくなる一方で、今回の新たな企画につながったとみられる。こうした企画の背景には、米国における浦沢直樹さんと『MONSTER』の高い評価が背景にありそうだ。浦沢直樹さんは米国コミック界最大のアイズナー賞にたびたびノミネートされてきた。浦沢さんの別の作品『PLUTO』も、ハリウッド映画の企画が進んでいる。それだけに『MONSTER』の実写化は、世界の多くのファンが待ち望んでいる。
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