京都精華大学はこの春より、音源、サウンド素材の提供サイト「Sound Wich」の運用を開始した。提供される素材は、無料で使用可能な効果音である日常生活音、自然環境音、人口加工音など、各種の音源が用意されている。映画やアニメーションやゲームなどの制作にあたり、意外に見つけるのが難しいのがサウンド素材だ。こうした音源をフリーで提供することで、創作活動を活性化させる。大学がこうしたサイトを運営するのは、少し珍しく見える。実は提供される素材は、京都精華大学のアニメーション学科の音響基礎での授業などにおいて作成収録されたものである。教育の現場での成果の幅広い活用目指す。「Sound Wich」は、京都精華大学マンガ学部アニメーション学科アニメーションコースの講師川辺真司さんが、担当する専門教育の選択科目「音響基礎」で学生とともに進めてきた。本サイトの開設の狙いは音源の無料使用のほかにも、著作権についての考えて欲しいとのメッセージも含まれている。現在、国内で著作権が認められない”効果音(SE)”に対する 現状を広く世に知らしめ、今後著作権適用に向けた広報活動にしたいとしている。音源などコンテンツはまだ量的には十分でないが、今後は2chサラウンドの音源なども含めて、より充実することを目指している。[真狩祐志]Sound Wich/http://soundwich.vfxs.net/ 京都精華大学/http://www.kyoto-seika.ac.jp/
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