「音樂劇 千本桜」の稽古始まる 話題のニコニコミュージカルに役者・スタッフはどう挑む
3月13日より、銀座博品館劇場にてニコニコミュージカル第10弾『音樂劇 千本桜』の上演がスタートする。2月11日には、この稽古初日の顔合わせが行われた。
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ミュージカルでは楽曲の世界観はそのままに、舞台用の脚色を加えたステージとなる。登場人物としてボーカロイドのキャラクターが活躍する点も大きな特徴の一つだ。
主人公の靑音海斗はボーカロイドKAITOをモチーフとしており、相手役の初音未来はもちろん初音ミクをイメージしている。そのほか鏡音リン・レンや巡音ルカなどのボーカロイドが総出演するミュージカルだ。
2月11日には、この稽古初日の顔合わせが行われた。出演陣、そしてスタッフ陣が互いに紹介され、ステージに向け動きだしていることを感じさせるものとなった。
靑音海斗を演じる主演の加藤和樹さんは「今回はボカロ楽曲の舞台化ということで僕も分からないことが多いので、皆で助け合ってお互い高め合っていく舞台が創れればいいなと思っています」と挨拶をした。
初音未来役を演じるのは、AKB48の石田晴香さん。舞台で演技をするのは初めてという石田さんは「緊張していますが、皆さんに沢山意見等を頂いて、いいものを創り上げていけたらと思っています」と話した。
演出の茅野イサムさんは「最後まで皆で頑張って、いいものを作り上げましょう!」と気合いを見せた。そして、プロデューサーの片岡義朗さんからは『音樂劇 千本桜』の企画背景が明かされた。
原作でイラストを手掛けた一斗まるさんは、震災を期に『音樂劇 千本桜』を日本を元気づけられる作品にしたいと考えていたとのことだ。そこから片岡さんは「だから今回の舞台化にあたっても、国が荒れ果てたとしても、日本には華やかな、桜が咲く華やかな街並があるんだということが伝わるように描きたいと思いました」と作品に賭ける意気込みを語った。
顔合わせの後には台本の読み合わせが行われ、息の合った台詞のかけあいを見せた。また、今回の舞台では、「千本桜」以外にも舞台用に作曲されたオリジナル楽曲や殺陣なども披露されるであることも明かされた。ボーカロイド楽曲を舞台化した『音樂劇 千本桜』に期待したい。
[高橋克則]
ニコニコミュージカル第10弾『音樂劇 千本桜』
/http://info.nicovideo.jp/nicomu/senbonsakura
日時: 2013年3月13日(水)~3月24日(日) 全17ステージ(予定)
場所: 銀座博品館劇場
原作: 『千本桜』 黒うさP/一斗まる
原曲: /http://www.nicovideo.jp/watch/sm15630734
演出: 茅野イサム
脚本: 三井秀樹