ファミ通文庫で刊行中の人気小説『犬とハサミは使いよう』がアニメ化されることになった。1月19日に発表された。本作は「更」と「伊」の二人でチームを組む作家・更伊俊介のデビュー作。強盗に殺されたたけれど死にきれずダックスフンドで復活した主人公・和人とハサミが凶器のサド女の作家・霧姫を中心に、不条理コメディを繰り広げる。今回はアニメのリリースメディアやスタッフ、キャストなどは明らかにされていない。アニメ化決定の第1報のかたちだ。今後のさらなる情報を待ちたい。更伊俊介は第12回エンターブレインえんため大賞で優秀賞を受賞、その後『スクール・デモクラシー!』や『マグダラで眠れ』などで人気の鍋島テツヒロさんのイラストと伴に、書籍化されヒット作となった。これまでに2冊の短編集を含む7冊の単行本が刊行され、累計発行部数は30万部である。1月30日には、最新刊『ハサミは使いよう6』が発売となる。えんため大賞からは、これまでにも『狂乱家族日記』、『バカとテストと召喚獣』、『ココロコネクト』などのヒット作がある。これらに続く期待作だ。本好きの主人公・春海和人は、ある日突然、強盗に殺されてしまう。しかし、本を読みたい執念「読まずに死ねるか!」で奇跡の生還を果たす。ところがその姿はダックスフンド。そんな彼の前に現れたのは、ハサミが凶器のサド女、夏野霧姫だった。しかも彼女の正体は和人が大ファンの作家・秋山忍だと分かる。この一匹と一人の前に次々とヤンデレからドM、ナルシスト、ネガティブなどなど多彩なキャラクターが現れる。アニメに先行してメディアミックスは積極展開中だ。2012年3月には更伊俊介全面監修による豪華声優陣出演のドラマCDが発売された。また、同年5月より「月刊少年エース」でコミカライズの連載がスタート、この第1巻が2013年1月26日に発売予定だ。1月25日以降に発表されるアニメ化記念キャンペーン「犬で茶を沸かす」では、文庫、またはこのコミック単行本を買って応募すると特製グッズが抽選当たる。詳細は1月25日更新のファミ通文庫公式サイト、1月26日発売の月刊少年エースなどで公開する。「犬とハサミは使いよう」著者: 更伊俊介 イラスト: 鍋島テツヒロレーベル: ファミ通文庫発行: エンターブレイン 発売: 角川グループパブリッシング
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