小松左京「復活の日」 米国で初の英訳出版 ハイカソル・レーベルから発売 | アニメ!アニメ!

小松左京「復活の日」 米国で初の英訳出版 ハイカソル・レーベルから発売

米国のVIZ Mediaが、2012年暮れに日本SF界の金字塔である『復活の日』の英訳版を発売した。日本SFの英語翻訳レーベル ハイカソル(Hikasoru)の最新作となる。英語タイトルは『Virus』だ。

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米国のVIZ Mediaが、2012年暮れに日本SF界の金字塔である『復活の日』の英訳版を発売した。1964年に小松左京さんが発表した初期の代表作は、1980年に劇場映画化されたことでも多くの人に知られている。
VIZ Mediaの日本SFの英語翻訳レーベル ハイカソル(Hikasoru)の最新作となる。英語タイトルは『Virus』で、Daniel Huddlestonさんが翻訳をした。『復活の日』が英語で出版されるのは、国内出版からおよそ48年で初めてとなる。

『復活の日』は、『日本沈没』や『首都消失』などと並ぶ小松左京さんの代表作である。新型ウィルスの猛威で南極に滞在していた人々以外が全滅した後、残った人類に訪れた危機が描かれる。
出版はハードカバーのほか、電子書籍版も同時リリースされている。Amazon Kindle、iBooksストア、バーンズ&ノーブルのNook Books ストア、ソニーのReader ストアでも購入出来る。価格はハードカバーが25.99米ドル/29.99カナダドル、電子書籍版は9.99ドル均一となっている。

VIZ Mediaは、日本のアニメ・マンガの翻訳出版やライセンス管理を手がける大手企業である。ハイカソルは、そのなかで翻訳SFの出版を行う。
出版点数や事業規模は必ずしも大きくないが、日米のSF界においては意義の大きいものだ。これまでに『太陽の簒奪者』(野尻抱介)、『戦闘妖精・雪風』(神林長平)、『ブレイブ・ストーリー』(宮部みゆき)、『時砂の王』(小川一水)、『マルドゥック・スクランブル』(冲方丁)をはじめ20点あまりが刊行されている。

先頃、2014年3月にトム・クルーズ主演で全米公開が決まった『All You Need Is Kill』(原作:桜坂洋)の映画化は、2009年7月のハイカソルからの翻訳出版がきっかけだ。2010年に伊藤計劃さんの『ハーモニー』がフィリップ・K・ディック記念アワードの特別賞を受賞したのも、ハイカソルによる英語版を対象にしていた。
最新作だけでなく、古典SFの発掘にも取り組んでおり、2011年には光瀬龍さん『百億の昼と千億の夜』も発刊されている。『復活の日』もそうした作品のひとつと言えそうだ。

ハイカソル(Hikasoru)
/http://www.haikasoru.com/

英語版


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