目指すはハリウッド?! 「放課後ミッドナイターズ」竹清仁監督×山寺宏一さんインタビュー 後編 | アニメ!アニメ!

目指すはハリウッド?! 「放課後ミッドナイターズ」竹清仁監督×山寺宏一さんインタビュー 後編

インタビュー

『放課後ミッドナイターズ』 
  • 『放課後ミッドナイターズ』 
  • 左:山寺宏一さん、右:竹清仁監督
目指すはハリウッド?!
『放課後ミッドナイターズ』 
竹清仁監督×山寺宏一(キュンストレーキ役)インタビュー 前編


アニメ映画『放課後ミッドナイターズ』を巡り、お二人の話はまだまだ続いた。作品は日本だけでなく、世界を目指すとも。
その時、山寺さんが狙うポジションとは?映画同様に楽しい竹清仁監督と山寺宏一さんの話を引き続き紹介する。

『放課後ミッドナイターズ』
/http://afterschool-midnighters.com/


―― アニメ!アニメ! (以下AA)
この映画の前に、アイディアのもとになった短編の『放課後ミッドナイト』がありました。

―― 竹清仁監督 (以下竹清:敬称略)
もう7年前ですね。

―― AA
その時に海外で話題になったのですが、海外でウケる要素はあるのですか?

―― 竹清 
はっきりはわからないです。そうあって欲しいなと思いながら作っているだけです。ただ日本だけでウケそうな時事ネタや、ちょっと狭いギャグは面白くても全部カットしました。

―― 山寺宏一さん (以下山寺:敬称略) 
僕がほかで聞かれたのが「日本の作品っぽくないのはどうしてですか?」って。
僕に聞かれても困るから監督に聞いてみようと!
監督は全体のタッチとか動きのつけ方や、絵の感じとかCGの具合で何か特殊なことはしているのですか?

―― 竹清 
特殊なことはしてないんです。

―― 山寺 
監督のなかでは当たり前に作っている。

―― 竹清 
幅広い人に受け入れられるだろうと思って演出しているとこうなりました。ちゃんと分析できてないですね。

―― 山寺 
自然に作ったものがそうなっているですね。
「その日本っぽいって何?」というのもあるよね。日本にだって千差万別いろんなアニメーションがあるわけで。
でも同じCGのアニメはほかにいっぱいあるのに、これは日本の作品だと思わないというのはね。

―― 竹清 
色はあるかもしれません。色の使い方はたぶんヨーロッパに近いと思うんです。
意図的に中間色をたくさん使っています。例えば青も真っ青じゃないんですよ。ちょっと緑がかっている。原色っぽいものには意図的にしてないんです。

―― 山寺 
ああー、そうなんだ!

―― AA
今回はアジアで同時公開していますが、これは字幕なのですか?

―― 竹清 
字幕です。

―― AA
すると山寺さんの声がアジア5ヶ国で上映されているわけですね。
歌のところも全部バッチリ。

―― 山寺 
なかなかないことなので嬉しいですよね。日本の作品は海外にも行っていますが、基本的には吹き替えされますから。そういう意味ではとても嬉しいです。その反応も知りたいですよね。
笑ってくれるといいですね。

―― 竹清 
絶対笑うと思いますよ。内容がわからなくてもその演じている感じがわかります。

―― AA
あと米国アカデミー賞にエントリーされたという話があります。
するとアメリカ公開も視野に入ると考えていいのですか?

―― 竹清 
プロデューサー的にはそうですね。(笑)

―― 山寺 
アメリカに公開するときに吹き替えなのか字幕なのか気になりますね。
キュンストレーキをアメリカで誰がやるんだという話です。

―― 竹清 
誰でしょう?

―― 山寺 
最終的にジム・キャリーとエディ・マーフィで争って、監督と俺で決める。

―― 竹清 
あはは(笑)。

―― 山寺 
「どっちがいいの?」みたいな話になったら面白いな。
ジム・キャリーとかエディ・マーフィならやりそうじゃないですか、

―― AA
映画を観たらやると言うかもしれませんね。

―― 山寺 
これハリウッドで実写化もあるんじゃないですか?
ジム・キャリーを塗るでしょ。ハリウッドだったら出来ますね。

―― AA
そのときは山寺さんは?

―― 山寺 
吹き替えです。
監督が向こうに行ってやるわけですよ。で、向こうは英語でやるだろうから、その吹き替えを俺がやるみたいな(笑)。それで俺に吹替えが来なかったら泣くよね。

―― AA
今回はほか声優さんもみなさん芸達者です。

―― 山寺 
田口浩正さん(骨格標本のゴス役)とやれたのが非常に楽しかったです。

―― AA
田口さんと山寺さんだけで、撮られたのですか?

―― 山寺 
そうです。2人のシーンがほとんどだったので一緒に撮りました。

―― AA
絶妙な掛け合いは、その場で生まれたわけですね。

―― 山寺 
田口さんはどうやってくるかわからなかったので、本当に楽しかったですね。

―― 竹清 
最高でしたね。

―― AA
田口さんも監督からのオファーだったのですか?

―― 竹清 
そうです。「ネイティブの博多弁の人じゃないとダメです」と言いました。

―― AA
博多弁にされたのはなぜですか?

―― 竹清 
初稿では関西弁だったんですよ。でもなんかしっくり来なくて、小森(陽一)さんに「博多弁にしてみたらどう?」と言われて、すごくしっくり来ました。気弱な骸骨さんが、博多弁です。

―― AA
最後に、これから本作を観る方にメッセージをいただけますか。

―― 山寺 
僕はいままでちょっと覚えてないぐらいたくさんアニメや吹き替えですばらしい役をやらせていただきました。
けれどキュンはこういう役がやりたくてずっとやっていたよというぐらいです。大好きなキャラクターに出会えたことを幸せに思っています。そんな作品をぜひ劇場で見てください。絶対に気持ち悪くならない…いうのはおかしいな(笑)。
いま気持ち悪いと思っている人も絶対に好きになります。絶対にかどうかはわからないな。少なくとも気持ち悪くはならないと思います。

―― 竹清 
モーションキャプチャーの使い方とか、キャラクターのデザインもふくめて、いままでの日本のCGアニメにはない感じになっています。
これから日本のCGアニメがうまくいくかどうか、これで占いたい!

―― 山寺
 おおっ! 来た。

―― 竹清 
思っていますので、ぜひ劇場に足を運んでいただきたい。

―― AA
CGアニメを語るのであれば、放課後ミッドナイターズ抜きではないと。

―― 竹清 
モグリと言われないように(笑)。

―― 山寺 
ここから歴史が変わるかもしれないということですね。

―― AA
2012年が変わり目だと。

―― 山寺 
こっちで行くか、それともみんな「そっちはやめよう」と言うか(笑)。「あれ大変だよ、時間かかるぜ」って。

―― 竹清 
観て確かめていただきたいですね。

―― AA
本日は、どうもありがとうございました。


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