今回は長編部門には日本の作品は選ばれなかった。短編部門は田名網敬一さんの『Dreams』と水江未来さんの『Modern No.2』、学生部門に大川原亮さんの『空の卵』と久保雄太郎さんの『Crazy For It』、プロモーションビデオ部門にトーチカの『Blue Ice』と久保亜美香さんの『WWF‘100% Renewable Energy’』、子供向けテレビ部門に伊藤有壱さんの『ドロンコロン』となっている。 田名網さんの『Dreams』は昨年亡くなったアニメーション作家・相原信洋さんとの共同制作作品、水江さんの『Modern No.2』は今年のアヌシーで受賞などした作品、伊藤さんの『ドロンコロン』は、テレビ神奈川で放送されている作品だ。
このほか学校部門には東京藝術大学の『Geidai Animation Showreel 2012』が選ばれている。こちらでは大川原亮さん、岡本将徳さん、吉田まほさん、川口恵里さん、胡嫄嫄さんの作品が上映される。 また日本に関するものでは、短編部門に日本とフランスの共同制作によるフロリアン・ピエントさんの『The People Who Never Stop』、フランス資本で制作された和田淳さんの『グレートラビット』が見られる。これまで『The People Who Never Stop』は今年のアヌシーで受賞など、『グレートラビット』はベルリン国際映画祭で銀熊賞などを受賞している。 オタワ国際アニメーションフェスティバルは9月19日から23日までの開催で、各賞は最終日に発表される。 [真狩祐志]