別所哲也が代表を務める、米国アカデミー賞公認のアジア最大級の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア(SSFF&ASIA)」のアワードセレモニーが、6月24日(日)明治神宮会館にて行われ、各部門の受賞作品が決定した。 グランプリ作品に、映画祭史上初の日本人女性監督が受賞するなど話題になる中、「インターナショナル部門」ではアニメーションのショートフィルムが優秀賞を獲得した。また今年から「CG部門supported by デジタルハリウッド」が新設とされるなど、アニメーション作品にも高い注目が集まっている。
「インターナショナル部門」優秀賞は、フランス人監督フランク・ディオンによるカナダ国立映画制作庁との合作『エドモンドとロバ/Edmond was a Donkey』。一度見たら忘れられない独特の造形をしたキャラクターは、一見手描きにも思える質感だが、CGによって制作されている新鮮な映像美の短編作品だ。
「CG部門supported by デジタルハリウッド」優秀賞には、イスラエル生まれのトーマ・エシュド監督による『フラミンゴ・プライド/Flamingo Pride』。表情豊かなギャグタッチのフラミンゴたちが何百羽と集まるシーンは圧巻。主人公のフラミンゴが自分とは異なる鳥類に一目惚れをする、コメディと感動が融合した迫力ある作品となっている。