伊藤有壱さん「HARBOR TALE」 チェコの児童映画祭でアニメ部門最優秀賞・観客賞
I.TOONが制作した『HARBOR TALE』が、チェコで開催されたズリーン国際映画祭にて大きな賞に輝いた。映画祭の主要な賞であるアニメーション部門の最優秀作品賞
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ズリーン国際映画祭は、子どもや若者のための国際映画祭として毎年開催されている。児童映画祭として最も歴史の古いもののひとつ、よく知られた存在だ。52回目を迎える今年は、5月27日から6月3日まで、世界各国から作品が集まり300以上の上映が行われた。
受賞作品となった『HARBOR TALE』は、立体アニメーションの第一人者である伊藤有壱さんが監督を務める。伊藤さんが代表を務めるI.TOONが制作をした。
I.TOONはこれまでに、NHK教育Eテレのプチプチ・アニメ『ニャッキ!』やNHKみんなのうた『グラスホッパー物語』、平井堅さんのミュージックビデオ『キミはともだち』などを制作している。得意とするのはストップモーションを中心とした立体アニメーション、それにCGなども組み合わせる。実写や2D、CGとも違う独特の味わいが特徴だ。
『HARBOR TALE』も、そうした作品のひとつである。主人公は赤レンガ、世界のどこかにある港街「Y」を舞台にする。赤レンガは街の片隅に建つ古い洋館を抜け出して、街の中に出かけるとさまざまな出会いが待っている。短編アニメーションではあるが、およそ18分あまりにも及ぶ大作になっている。
チェコといえば、カレル・ゼマン、イジー・トルンカといった巨匠を数多く生み出したストップモーション・アニメーションの本場だ。そうした場所に相応しい日本のアニメーションにスポットライトが当たったかたちである。
『HARBOR TALE』
http://harbortale.com/
ズリーン国際映画祭(Zlin International Film Festival)
http://www.zlinfest.cz/en/