「ベルセルク 黄金時代篇」 アヌシー映画祭長篇部門公式作品 | アニメ!アニメ!

「ベルセルク 黄金時代篇」 アヌシー映画祭長篇部門公式作品

映画『ベルセルク 黄金時代篇 覇王の卵』が、今年6月にフランスで開催されるアヌシー国際アニメーションフェスティバルの長編部門のコンペティションに正式出品されることが発表された。各国のトップクラスの映画と伴にグランプリ(クリスタル賞)を競う

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映画『ベルセルク 黄金時代篇 覇王の卵』
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映画『ベルセルク 黄金時代篇 覇王の卵』が、今年6月にフランスで開催されるアヌシー国際アニメーションフェスティバルの長編部門のアウトオブコンペに正式出品されることが発表された。
アヌシーは世界最大のアニメーション映画祭として世界的に知られる存在だ。短編、長編、テレビシリーズ、学生によるものなど幅広い作品をカバーする。併設される番組見本市MIFAやコンファレンスも含めて、世界のアニメーションのシーンを牽引している。

映画『ベルセルク 黄金時代篇 覇王の卵』は、三浦建太郎さんの長編マンガを原作に、世界的に高い評価を受けるアニメスタジオ STUDIO4°Cがアニメ制作を手掛けた。また、窪岡俊之監督が指揮を執った。
窪岡監督は絵コンテ・演出で参加した『Genius Party 上海大流』が、アウトオブコンペ部門でアヌシーに出品したことがある。『Genius Party 上海大流』は、2009年のオムニバス映画『Genius Party』の一編として制作されている。
『ベルセルク 黄金時代篇』は、国内2月に全国公開をされ好評を博した。全3部作の第1部との位置づけだが、手描きのアニメーション、最新のCGを組み合わせつつ、『ベルセルク』の世界を日本アニメの表現で描き切った。

アヌシー国際アニメーション映画祭は1960年代、カンヌ国際映画祭のアニメーション部門がスピンオフするかたちでスタートした。国際アニメーション映画祭は、長い間、短編作品を重視する傾向が強かったが、2000年代に入り、いち早く長編映画を積極的に取り上げるようになった。
近年、応募数の増加に伴い長編部門の公式出品選出の競争は年々厳しくなっている。しかし、2007年には細田守監督の『時をかける少女』が特別賞、2011年には原恵一監督の『カラフル』が特別賞と観客賞のダブル受賞と日本の存在感は大きい。

2012年は既に発表されている短編部門、学生部門でも、日本から公式出品は近年になく数が多い。本作の活躍も期待されるところだ。
映画祭は6月4日から9日までの日程を予定する。

アヌシー国際アニメーションフェスティバル
http://www.annecy.org/home
《animeanime》
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