3月16日から19日まで、フランスで開催された第32回パリ・ブックフェアの会場で、日本のアニメやマンガなどを対象とした第19回アニメ&マンガ大賞(Anime & Manga 19th Grand Prix)が発表された。日本のアニメやマンガが各部門を受賞し、現地の翻訳出版社、ディストリビューターなどがトロフィーを受け取った。 アニメ&マンガ大賞は、フランス最大の日本アニメ雑誌とウェブサイトを運営するANIME LANDが、前年に同国でリリースされた作品から決定する。長く続いている賞でもあり、注目度も高い。フランスにおける日本のアニメ、マンガの人気を考えるうえでも興味深いものになっている。
各賞は、主にアニメ部門とマンガ部門に分かれている。このうちアニメのなかで最も注目される最優秀日本アニメ賞(MEILLEUR ANIME JAPONAIS)は真島ヒロさんの『FAIRY TAIL』が、マンガでは最優秀シリーズ賞(MEILLEURE SÉRIE MANGA)を田村隆平さんの『べるぜバブ』が受賞した。 『借りぐらしのアリエッティ』が最優秀アニメ映画とフランス人のセシル・コルベルさんが歌った主題歌で最優秀楽曲賞の2部門を獲得した。『ワンピース』もアニメでは最優秀クラシックシリーズ賞、マンガでは最優秀少年マンガ賞とこちらも2部門に輝いた。