福岡に本拠を置くゲーム会社・サイバーコネクトツーが放つアニメーション映画『ドットハック セカイの向こうに』が1月21日に劇場公開を迎える。 当映画は、2002年から順次リリースされたゲーム『.hack』シリーズの10周年記念として制作されたものだ。アニメーションもこれまで劇場版やOVAなどが制作されてきており、今作が最新作となる。 1月14日には映画の舞台となった福岡県柳川市でロケ地巡りや試写会が開催されたほか、市としては初の試みとなる劇中キャラクターへの特別住民票授与式が開催された。 登壇した金子健次市長は「柳川が舞台に選ばれてうれしい。この街出身の琴奨菊関と共に、この作品も柳川の誇り」と住民票を授与。そして地元名産「柳川鞠」を社長で監督の松山洋さんと主人公・有城そら役の桜庭ななみさんに贈呈した。 松山監督は柳川を舞台とした理由について「柳川の名物である水路と街並みは不変の美しさだと思い、映画の舞台に選んだ」と述べた。 一方の桜庭さんは、「スクリーンで見ていただけでも素敵な場所だと思っていたが、実際に来てみたらもっと素敵で、さらに好きになりました」と初めて訪れた柳川に感激。それから「私の演じたの有城そらだけでなく、松坂桃李さんの田中翔、田中圭さんの岡野智彦と、3人一緒に登録して頂き嬉しく思っています」と市長に対して感謝した。 また松山監督は「14歳の中学生という多感な年代の少年少女たちの、淡い気持ちやつながりを描いた。桜庭さんにも声を通してキャラクターに命を吹き込んでもらった。見た人みんなが、きっと幸せになる作品」と自信を込めた。 そして桜庭さんは「シリーズ作品ではありますが、初めて見る人でも十分に楽しめる作品です。また、3D映画なのでその迫力も味わって欲しい」とアピール。金子市長も「22日に妻と見に行きます!」と応じた。 『ドットハック セカイの向こうに』は、1月21日よりテアトル新宿、シネ・リーブル池袋ほか全国3D公開される。【真狩祐志】ドットハック セカイの向こうに /http://www.dothack.com/