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『モーレツ宇宙海賊』は、どこかの宇宙・海明星に住む高校1年生の加藤茉莉香が、宇宙海賊だった父親の後を継ぎ女子高生兼宇宙海賊船船長としての生活を送ることになるという痛快スペースオペラ。2012年1月からMBSなどで放映される。
一方、『輪廻のラグランジェ』は、鴨川育ちの明るい女子高生・京乃まどかがロボットに乗り込み異星人と戦うSFロボットアニメ。日常的な舞台から宇宙規模の展開をしてしまうというストーリーである。こちらは読売テレビなどで同じく2012年1月から放映を開始する。
このふたつのタイトルを同時に取り上げるイベントが、11月27日に東京・新宿のロフトプラスワンで行われた。アニメーション制作会社も、放送局も異なる2大タイトルのイベント開催の理由は勿論、佐藤監督つながり。
そして、同じ来年1月スタートということもあり、異例のイベントとなった。いずれもかなりの注目作だけに、ロフトプラスワンの盛り上がりはかなりのものとなった。
当日は佐藤監督のほか、両作のキャスト、スタッフが参加する豪華登壇者だった。『モーレツ宇宙海賊』からは、加藤茉莉香役の小松未可子さん、ジェニー・ドリトル役の佐藤利奈さん、そしてプロデューサーの金子文雄さんが出演する。
また、『輪廻のラグランジェ』からは脚本の森田繁さん、プロデューサーの千野孝敏さん。そして、松岡禎丞さんは『モーレツ宇宙海賊』三代目役、『輪廻のラグランジェ』のアレイ役と両作に参加する貴重な存在である。イベントの進行は、プロダクション I.Gの平澤直プロデューサーが務めた。
トークでは19時から22時までの3時間にも及び大過熱、しかし、両作の陣営からの口撃に佐藤監督は動じることなく、語り続けた。監督によるパンチラ談義なども飛び出した。さらに2つの作品ということで対決コーナが設けられ、さらにキャストが収録現場の雰囲気を紹介するなど盛りだくさんの内容となった。
最後は佐藤監督の「なかなかスリリングだった。もともと、まとめてやっちゃおうというイベントだったが、いいコラボができそう。来年もぜひ何かやりたい」と、今後さらなる大きな展開があるのではと思わせるメッセージで締めくくった。いずれも放映はこれからだが、会場を訪れたファンは一足早く、作品の世界に浸った一晩となった。
『モーレツ宇宙海賊(パイレーツ)』
/http://www.starchild.co.jp/special/mo-retsu/
『輪廻のラグランジェ』
/http://lag-rin.com/
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