国際3Dアワードに「攻殻機動隊 S.A.C. SSS 3D」「ヒピラくん」 | アニメ!アニメ!

国際3Dアワードに「攻殻機動隊 S.A.C. SSS 3D」「ヒピラくん」

日本の3D(立体視)の優れた映像としてふたつのアニメ作品が選ばれた。10月20日、国際3D協会日本部会は、国際3Dアワード2011

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 日本の3D(立体視)の優れた映像としてふたつのアニメ作品が選ばれた。10月20日、国際3D協会日本部会は、国際3Dアワード2011 Lumiere Japanの劇場映画部門に『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』、テレビ部門アニメーションに『ヒピラくん』を選出した。
 国際3Dアワード2011 Lumiere Japanは、分野別に全12部門を設けている。開催は今年が第1回、本年設立されたばかりの国際3D協会日本部会が、応募作品の中から協会員やAV評論家など伴に審査した。

 劇場映画部門に選ばれた『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』は注目される。この部門は劇場映画全てを対象とする。このなかで敢えてアニメ映画が選ばれたことは、アニメ3における3D表現の重要性を示しているからだ。
 本作では実写映画の3Dと異なるアプローチが取られている。セルタッチ2Dアニメでの立体表現は抑え気味して、電脳空間シーンでの立体視の体験を際立たせた。日本アニメならではの表現に挑戦した。監督の神山健治氏は、現在は、やはりセルアニメテイストの3D立体視フルCGアニメ『009 RE:CYBORG』を制作中、今後のさらなる3D挑戦が期待される。
 『ヒピラくん』も、セルタッチのアニメの3D化に挑んだ話題作である。フルCGアニメのキャラクターを最新の技術で3Dとした。こちらも日本のアニメならでは表現となっており、今後の技術の進むべき方向性を示している。

 アワードを主催した国際3D協会(International 3D Society)日本部会(I3DS日本部会)は、3D(立体視)発展、普及を目指して設立された。昨年来、大きな盛り上がりを見せる3Dの流れをより確かにする。
 会員としてソニーやパナソニックのメーカー、デジタルコンテンツ協会、放送会社、そして制作会社、ポストプロダクション会社などが参加する。アニメ関連企業が多いのも特徴だ、アニマやA-1 Pictures、手塚プロダクション、バンダイビジュアル、プロダクション I.Gが加わる。
  
I3DS(国際3D協会)日本部会 
/http://i3ds.jp/

■ 劇場映画部門
    「攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D」
■ シネアド部門
    「FINAL FANTASY XIII 3Dシネアド」
■ イベント・展示部門
    「3D Sony Aquarium 2008」
■ テレビ部門:スポーツ  
    「日テレG+LIVE IN 3D 「巨人 vs 広島」 」
■ テレビ部門:音楽
   「倖田來未ライブ 3D 生中継 Dream music park in YOKOHAMA STADIUM」
■ テレビ部門:アニメーション
    「ヒピラくん」
■ テレビ部門:紀行・ドキュメンタリー
    「THE世界遺産3D GRAND TOUR 古都京都の文化財」
■ テレビ部門:番組シリーズ
    「Panasonic 3D Music Studio」
■テレビ部門:ドラマ
    「TOKYOコントロール 東京航空交通管制部」
■特別賞:震災ドキュメンタリー
    「3D東日本大震災~津波の傷跡~」
■特別賞:モバイル3Dコンテンツ
    「東北2011 魂の祭 ~笑顔で泣く~」
■Lumiere Japan 2011 グランプリ
    「A3D ayumi hamasaki ARENA TOUR 2009 A ~NEXT LEVEL~」
《animeanime》
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