毎年夏、フランス・パリで開催される日本カルチャーの大型イベント ジャパンエキスポが、2012年の日程、場所を発表した。7月5日木曜日から7月8日日曜日までの4日間、今年と同じパリ市郊外のノールヴィルパント国際展示場で開催する。 ジャパンエキスポは次回で13回目を迎える日本のポップカルチャーにフォーカスする大型イベントである。アニメやマンガ、J-POP、ゲームなどを得意とし、このジャンルでヨーロッパ最大の規模を誇る。2011年は、約10万㎡の会場に延べ19万2000人を越える日本カルチャーファンが集まった。2012年も、今年と同様の盛り上がりを目指す。 これ以外でも主催者のSEFAの活動は積極的である。ヨーロッパのフランス語圏で同様のイベントを次々に実施する。 まず、2012年3月2日から4日は、マルセイユで今年4回目となるジャパンエキスポ・シュードが行われる。さらに2011年からは、10月29日、30日の2日間フランス中部のオルレアンで第1回ジャパンエキスポ・サントルを予定する。 そして、11月4日から6日には、フランス国外では初となる 第1回 ジャパンエキスポ・ベルギーをブリュッセルで開催と、ジャパンエキスポのネットワークが拡大していく。 一方、毎年パリ・ジャパンエキスポと同時期に開催されてきた北米最大の日本アニメ・マンガイベントのアニメエキスポ(ANIME EXPO)も、すでに開催日程を発表している。こちらは6月29日から7月2日までとなり、例年、日程が重なることで知られるジャパンエキスポと来年は全く日程が被らない珍しい状態になる。 両イベントは、例年、日本からのゲスト招致や企業関係者の来場において競合関係にあったと見られる。新しい日程は双方にポジティブな影響をもたらしそうだ。一方日本側からは、例えば音楽アーティストが同じプログラムで両イベントに参加するといったアイディアも飛び出すかもしれない。ジャパンエキスポ /http://nihongo.japan-expo.com/