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これは東映が劇場アニメ映画『手塚治虫のブッダ-赤い砂漠よ!美しく』を5月28日から公開するのに合わせたものだ。ブッダをイメージするのに相応しい蓮の花が、東京の夜を彩る。
もともとライトアップは、3月30日、31日、4月4日~8日までの7日間を予定していた。これは釈迦の誕生日である4月8日を「ロータスデー」として記念日登録し、その周知を目指したものだった。
しかし、3月11日に東日本大震災が起きたことから、被災者への配慮、そして電力需給事情の悪化もあり、中止となっていた。
今回のライトアップは、東京タワーがこれまでより消費電力を50%から65%削減した節電型ライトアップを5月11日からスタートしたことから実現した。照明デザイナーの石井幹子さんがデザインし、タワー先端部と足元のライトトを消灯する省エネ型の試みとなる。
ライトアップは、来年以降も4月8日の「ロータスデー」に実施、継続的にアピールする予定である。
5月27日は『手塚治虫のブッダ-赤い砂漠よ!美しく』の公開前日、そして28日は公開日にあたる。本作は手塚治虫さんの晩年の名作を原作に、若き日のブッダ(シッダールダ)とそれにつながる人々のドラマを描く。構想10年、実制作5年という大作だ。登場するキャラクターたちそれぞれの生き様は、不安の時代だからこそより強く多くの人の心に訴えるものとなりそうだ。
画像:ライトアップされた東京タワーのイメージ
照明デザイン ㈱石井幹子デザイン事務所
映画 『手塚治虫のブッダ -赤い砂漠よ!美しく-』
5月28日(土) 全国公開
配給 東映/ワーナー・ブラザース映画共同配給
公式サイト /http://www.buddha-movie.jp