東京国際アニメフェア実行委員会は、3月1日に第10回東京アニメアワードを発表した。同賞は商業作品を対象にしたノミネート部門、一般からの公募部門、さらに功労賞の3つから構成される。 ノミネート部門では一年間で最も優れた作品に与えられるアニメーション・オブ・ザ・イヤーでスタジオジブリの最新長編作『借りぐらしのアリエッティ』が受賞した。スタジオジブリのブランドと2010年邦画最大のヒットとなった作品の評価の高さをみせつけた。 『借りぐらしのアリエッティ』はアニメーション・オブ・ザ・イヤー以外にも、国内劇場映画部門・優秀作品賞も獲得した。さらに監督賞で米林宏昌さんが、美術賞で武重洋二さんと吉田昇さんが、さらに音楽賞でもその透き通る声を披露したセシル・コルベルさんと全部で4部門を獲得した。 個人賞は例年劇場映画が強さを発揮するが、今年も『借りぐらしのアリエッティ』以外でも脚本賞で『Colorful』の丸尾みほ さんが受賞している。アニメの中で描いたシリアスな人間ドラマが評価されたかたちだ。 テレビ作品では優秀賞に2作品、『けいおん!!』と『四畳半神話大系』である。一大ムーブメントを生みだした『けいおん!!』は、声優賞で主人公?平沢唯役の豊崎愛生さんが受賞している。『四畳半神話大系』は、文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞に続く2つめの大きな賞だ。キャラクターデザイン賞もテレビシリーズから『ハートキャッチプリキュア!』の馬越嘉彦さんが選ばれた。 これらの授賞は、3月26日に東京ビッグサイトで開催される 第10回東京アニメアワード表彰式・第7回功労賞顕彰式にて行われる。公募部門、そして功労賞と合わせて、過去一年間のアニメを振り返る。東京国際アニメフェア2011 /http://www.tokyoanime.jp/■ アニメーション・オブ・ザ・イヤー 『借りぐらしのアリエッティ』 ■ テレビ部門・優秀作品賞 『けいおん!!』 『四畳半神話大系』 ■ 国内劇場映画部門・優秀作品賞 『借りぐらしのアリエッティ』 ■ 海外劇場映画部門・優秀作品賞 『トイ・ストーリー3』 ■ OVA部門・優秀作品賞 『機動戦士ガンダム UC』 (個人部門)■ 監督賞 米林宏昌 『借りぐらしのアリエッティ』 ■ 脚本賞 丸尾みほ 『Colorful』 ■ 美術賞 武重洋二/吉田昇 『借りぐらしのアリエッティ』 ■ キャラクターデザイン賞 馬越嘉彦 『ハートキャッチプリキュア!』 ■ 声優賞 豊崎愛生 『けいおん!!(平沢唯役)』 ■ 音楽賞 セシル・コルベル 『借りぐらしのアリエッティ』
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