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第6回吉祥寺アニメーション映画祭 受賞作品決定

10月9日、武蔵野商工会館にて第6回吉祥寺アニメーション映画祭のノミネート作品の上映が行われ、各受賞作品が発表された

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 10月9日、武蔵野商工会館にて第6回吉祥寺アニメーション映画祭のノミネート作品の上映が行われ、各受賞作品が発表された。
 今回も一般部門とギャグアニメ部門での作品選出となった。一般部門のノミネートには、昨年『オオカミはブタを食べようと思った。』が大ヒットとなった竹内泰人氏の『魚に似た唄』、前回『ネコ魔女のキポラ』
がノミネートされていた藤原智樹氏の『鶴うさぎ』、第22回CGアニメコンテストに入選した丹野弘城氏の『WILDERNESS』、第4回で『みなごろし』がギャグアニメ部門にノミネートされていた一瀬皓コ氏の『TWO TEA TWO』などが選ばれた。
 また、一般部門とギャグアニメ部門とで計2作品がノミネートされているのが目を惹く。野中晶史氏の『CLIMBER』と『眠らせ先生!』、マシモユウ氏の『ケムリの魔人』と『Travel of Art』だ。マシモ氏は最近『ケムリの魔人』が話題となっている。

 そうしたなかでグランプリは一般部門では見附博光氏の『KHOIN』、ギャグアニメ部門ではあさいやすし氏の『おまめ - united colors of bean』にそれぞれ授与された。
 このほかの受賞では、審査員特別賞に野中晶史氏の『眠らせ先生!』、STUDIO4℃賞に永迫志乃氏の『強迫的な秩序についてのカエル』、コアミックス賞にスタジオぽぷりの『毒忍者ちゃん』などとなっている。野中氏と永迫氏は、共に横浜の東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻の出身だ。永迫氏は第3回で『ネコの人とウマの人』がノミネートされている。
 スタジオぽぷりの『毒忍者ちゃん』は第22回CGアニメコンテストにも入選していたほか、春に三鷹で開催された第8回インディーズアニメフェスタでもノミネートされていた。野中氏は第8回インディーズアニメフェスタでは審査員特別賞を受賞していた。一方、今回も三鷹の森ジブリ美術館賞が設けられていたが、こちらは該当なしとなっている。

 第6回吉祥寺アニメーション映画祭は、今回初めてコ・フェスタ(JAPAN国際コンテンツフェスティバル)の公認イベントともなったが、10月2日から11日までを開催期間とした吉祥寺アニメワンダーランド2010のイベントのひとつとして実施されてきた。文化の発信地としても栄えてきた中央線の沿線は、アニメやマンガにおいても縁が深い。吉祥寺もまたアニメやマンガに関わる人々が集う界隈として知られている。
 吉祥寺アニメワンダーランド2010の今年のメインビジュアルは『まことちゃん』で、作者の漫画家・楳図かずお氏も参加した「楳図カーニバル2010-スペシャルトーク&ライブ-」や漫画家の北条司氏が今年でデビュー30周年となったことを記念した「イベント舞台『エンジェル・ハート』~羽ばたける者たちへ~」など、今回も様々なイベントが実施された。
【真狩祐志】

吉祥寺アニメーション映画祭 /http://www.kichifes.jp/animation/

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第6回吉祥寺アニメーション映画祭 受賞作品

■一般部門

グランプリ
『KHOIN』 見附博光

優秀賞
『コイピカル』 河野貴弘

審査員特別賞
『夢の案内人』 イ・ドンフン

STUDIO4℃賞
『強迫的な秩序についてのカエル』 永迫志乃

スタジオディーン賞
『カランコロンの音がする』 秋生悠

ノミネート(入選)
『魚に似た唄』 竹内泰人
『CLIMBER』 野中晶史
『ひとふた』 佐藤啓太
『鶴うさぎ』 藤原智樹
『ある劇場の話』 阿部静
『ケムリの魔人』 マシモユウ
『WILDERNESS』 丹野弘城
『TWO TEA TWO』 一瀬皓コ
『flesh color』 足立昌彦

■ギャグアニメ部門

グランプリ
『おまめ - united colors of bean』 あさいやすし

審査員特別賞
『眠らせ先生!』 野中晶史

コアミックス賞
『毒忍者ちゃん』 スタジオぽぷり

ノミネート(入選)
『ヒーローズウォー』 きし本こう太
『Travel of Art』 マシモユウ
《animeanime》
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