東映アニメーションが3D(立体視)劇場アニメの取り組みを拡大する。東映アニメ-ションは10月4日に2011年公開の劇場映画「ジャンプHEROESfilm-『トリコ 3D 開幕グルメアドベンチャー!!』、『ONE PIECE 3D 麦わらチェイス』」のティザーサイトを公開した。 映画は2011年3月19日公開、春休みシーズンに「週刊少年ジャンプ」(集英社)連載の人気タイトル2作品を原作にした3D(立体視)映画が同時上映される。「ジャンプ×3D」という大きな取り合わせだけに大きな注目を集めそうだ。 『ONE PIECE』の劇場アニメは、2009年12月に公開され興収48億円のメガヒットとなった『ONE PIECE Strong World』に続く11作目となる。麦わら帽子が盗まれたルフィが活躍する次作は、1年3ヶ月ぶりの新作登場となる。単独でも十分観客を集められるタイトルだけに、同時に上映となる『トリコ3D 開幕グルメアドベンチャー!!』に関心が集まる。 一方、トリコは2008年より、島袋光年さんが連載を開始したグルメバトルをテーマにしたSF作品だ。美食のプロである美食屋トリコが、様々な食材を求めて世界中にでかけ、バトルを繰り広げる。「週刊少年ジャンプ」連載の人気マンガであることから、早くからアニメ化が期待されていた。少年マンガの多くがテレビアニメシリーズを経て劇場化されることが多い中で、今回はいきなり劇場映画化となった。ファンには楽しみなものとなるだろう。 そして、今回のもうひとつの話題は、両作品がいずれも3D映画とされていることだ。2009年より大作3D映画の劇場公開が続き、3D映画はブームの様相を見せている。しかし、海外では盛んな3Dアニメーション制作は、国内ではまだまだ少ない。 そうしたなかで東映アニメーションは、これまでにイベントやアトラクション用の映画のための3D映画を手がけている。また、2009年秋にはいち早く『きかんしゃ やえもん』4本の3D映画を同時公開する「とびだす!3D東映アニメまつり」を実施し注目された。今年3月の東京国際アニメフェア2010では、人気アニメシリーズ『プリキュアオールスターズ』の3D映像を紹介するなど積極的にこの分野に取り組んでいる。 とりわけ東映アニメが3D(立体視)の取り組みの核に2Dセルタッチの作品を据えていることは注目される。大型劇場作品を中心にグローバルなアニメーション界では、3D(立体視)とフルCGアニメーションが強く結びついている。 日本のアニメが強みを発揮する2Dセルタッチのなかに3D(立体視)を取り込む動きは日本の特徴になっており、東映アニメはその筆頭となっている。日本式のリミテットアニメと同様に、今後こうした技術が日本独特の技術に育って行くのかが、東映アニメにより3Dアニメ映画は目が離せない。ジャンプHEROESfilm-『トリコ 3D 開幕グルメアドベンチャー!!』、『ONE PIECE 3D 麦わらチェイス』/http://www.jump-heroesfilm.com/
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