ゲーム会社のカプコンとソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(SPEJ)は、フルCGの長編アニメーション『biohazard: Damnation(バイオハザード ダムネーション)』の製作開始を発表した。本作は、2008年秋に国内劇場公開、その後世界各国でDVD、Blu-ray Disc(BD)で発売され大ヒットとなった『biohazard: Degeneration(バイオハザード ディジェネレーション)』の続編になる。 発表によればメインキャラクターは、前作に引き続きレオン・S ケネディとなる。製作にあたっては新たに3D劇場用映画とし、2012年の公開を目指す。前作『バイオハザード ディジェネレーション』は、日本で上映3館のみの限定公開を行なったが、ワールドワイドではホームビデオ向けの映画の扱いだった。今回は当初より劇場映画とすることで、前作を上回るスケールとなりそうだ。 「バイオハザード」シリーズは、カプコンが開発・発売をする世界的に人気の高い家庭用ゲームソフトシリーズからスタートしている。1996年に第1作を発売後に大ヒット、累計で全世界4400万本以上を出荷する。2009年に発売された『バイオハザード5』は、全世界累計540万本を販売する。カプコンを代表するタイトルとなっている。 カプコンは「バイオハザード」シリーズを映像分野でも積極的に展開する。ハリウッド映画として2002年の『バイオハザード』をスタートに、『バイオハザードII アポカリプス』、『バイオハザードIII』、そして今年9月に公開された『バイオハザードIV アフターライフ』と4作が続きいずれも大ヒットとなっている。 『バイオハザード ディジェネレーション』は、これとは別に日本でSPEJにより制作された。CG制作にデジタルフロンティア、監督に特撮監督として定評のある神谷誠さんを起用し、アクション満載のエンタテインメント作品に仕上がった。 今回の続編製作決定は、この前作の好調なセールスも反映したものと言えるだろう。『バイオハザード ディジェネレーション』のDVDとBDは全世界で累計160万本以上を出荷する成功を収めている。『バイオハザード ダムネーション』は3D映画ということもあり、前作を上回る迫力が期待出来る。それはビジネス面にも大きく結びつくことになりそうだ。カプコン /http://www.capcom.co.jp/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(SPEJ) /http://www.sonypictures.jp/
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