海外では年間を通して、様々な国で日本のアニメやマンガをテーマにしたイベントが開催されている。しかし、やはり北半球では気候のよい春から初夏にかけて大型イベントが集中する。そんな数々のイベントが、今年の特別ゲストの発表を次々に行っている。 特別ゲストはイベントの最大の目玉のひとつで、集客を左右するためどこの運営団体も手が抜けない。かなり早い段階から開催に向けて徐々に発表して行くのが通例だ。 その中で北米最大のアニメ・マンガイベント アニメエキスポ2010は、3月11日に大物アニメーターの川元利浩さんの特別ゲストを発表した。川元利浩さんは、米国で根強い人気を持つ『カウボーイビバップ』のキャラクターデザイン、作画監督で知られる。また、数々のガンダムシリーズの作品でも活躍、さらにこの4月からテレビ放映を開始する『HEROMAN』のチーフアニメーターも勤める。アニメエキスポでも人気を集めそうだ。 アニメエキスポは、これまでにアニメ監督ワタナベシンイチさん、声優浅川悠さん、そしてロックバンドSophiaの参加を発表している。これで監督、アニメーター、声優、アーティストと異なる分野のゲストが並んだ。イベントの開催は7月1日から4日、ロサンゼルス・コンベンションセンターを会場にする。 一方、同じ時期にパリで開催されるヨーロッパ最大のアニメ・マンガイベントのジャパンエキスポの最初のゲストはマンガ家北条司さんだ。ヨーロッパでも人気のある『キャツアイ』や『シティハンター』の作者でもあり、こちらも大きな歓迎を受けることなる。 アニメエキスポ、ジャパンエキスポは例年十数組の特別ゲストを招くため、今後も開催に向けて発表が続くことになる。 より直近4月2日から4日まで行われるシアトルのサクラコンは、ほぼゲストが出揃った。声優では難波克弘さん、田中真弓さんのふたり、そして『真マジンガー 衝撃!Z編』のマジンガー・機械獣デザインを行った野中剛さん、『獣兵衛忍風帖』や『バンパイアハンターDなどの代表作を持つ箕輪豊さんの名前が挙がっている。音楽アーティストでは、Dazzle Vision、HIGH and MIGHTY COLORが参加する。 さらに小説『涼宮ハルヒ』シリーズのイラストレーターのいとうのいぢさんのゲストが注目である。ライトノベルを中心に活躍するイラストレーターは、これまで海外にあまり紹介されたことがないので、この分野の開拓者となりそうだ。 アニメ監督の西村聡さんとアニメーター吉松孝博さんは、日本では4月24日公開の『劇場版 TRIGUN Badlands Rumble』の監督とキャラクターデザインである。『トライガン』は特に北米で人気が高い作品なので、この最新作に注目集まる。 さらに今回サクラコンは、この『劇場版 TRIGUN Badlands Rumble』のワールドプレミアをシアトルで行うことを発表した。日本の劇場映画の世界プレミアが、アニメコンベンションで開かれるのは極めて、異例、現地のファンにとって大きなプレゼントになる。アニメエキスポ2010 /http://www.anime-expo.org/ジャパンエキスポ /http://nihongo.japan-expo.com/サクラコン2010 /http://www.sakuracon.org/index.php?l=j『劇場版 TRIGUN Badlands Rumble』 公式サイト/http://www.trigun-movie.com/
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