1月14日より米国公開された『アップルシード』の週末の興行成績の暫定結果が米国の映画情報サイトBox Office MOJOで発表されている。掲載されているデータによると『アップルシード』は、31館で公開されてオープニングの週末配収は78,700ドル(約790万円)であった。1館当たりの興行収入は2,538ドルである。これは、現段階で、米国公開された日本アニメの21位になる。しかし、限定公開とはいえ31館を利用した公開としては、十分な成果とは言い難い。同じ規模の公開では26館を利用して公開した『千と千尋の神隠し』はオープニングで449,839ドル、『イノセンス』が47館で317,722ドル、『カウボーイビバップ 天国の扉』は19館で234,429ドル、『メトロポリス』は9館で84,660ドルであったことを考えると出足は鈍い。 こうした、結果は米国のメデイアが伝えるこの作品への評価と無縁でないかも知れない。米国のメディアの幾つかは、映画の公開に前後して『アップルシード』の批評を掲載しているが、その多くが厳しい評価を下している。評価の基準は、内容とセルタッチの3Dアニメーションの技術に関するものである。内容に関してはありきたり過ぎるとした意見が多く、マニアには受けるかもしれないが一般的な広がりがないとしている。また、技術についても素晴らしいとの評価もある一方で、3Dの上にセルタッチのキャラクターを乗せることに一部で戸惑いを感じているようだ。また、吹き替えに問題があるとの意見も見られた。 Animation World Networkで評論家のフレッド・パッテン(Fred Patten)氏は、昨年末に公開された韓国アニメ『Sky Blue(日本タイトル:ワンダフルデイズ)』と合わせて評価している。パッテン氏は両作品ともマニア向けの作品でアニメーションの技術に見るべきものがあるがストーリー的には興味を惹かないとしている。 また、ロサンゼルスタイムズ(Los Angeles Times)は、3Dアニメーションの技術は素晴らしいが、不必要に辿り難い物語として内容には否定的である。VILLAGE VOICEなどの情報誌をグループに持つOCWEEKLYは、『アップルシード』はマニアの市場を破るには力不足で、内容は不可解で混乱しているとしている。その他は、南フロリダのSun-Sentinelが評価星4つうち2つ星、Boston Herald は、評価4つ星中星ひとつの評価であった。アップルシード米国公式サイト http://www.appleseedthemovie.comAnimation World Networkの記事 /Two Big Chunks of Anime Eye CandyOCWEEKLYの記事 /The Realm of the Unreal
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