最高賞に該当するADAA大賞は、各部門で大賞となった作品から選出される。今年も動画部門からの選出となり、同部門で大賞となった柴田大平氏の『The Light of Life』に与えられた。 作者の柴田氏は、学生時代に制作した『Tiny』でも様々な受賞歴があり、就職後も作品を作り続けている。今年は別の作品『AUTOPOIESIS』がデジタルアートグランプリ2009でグランプリを受賞するなどしている。
柴田氏の『The Light of Life』は、主に一般を対象としたカテゴリーAへの応募作品である。カテゴリーAの動画部門では、優秀賞に白川東一氏の『Mr.Shape』がある。 白川氏は、今年別の作品『ぴったんこ!』がオタワ国際アニメーションフェスティバルにノミネートするなどしている。入賞には、山元隼一氏と古屋隆介氏の『memory』、宮城亨氏の『ミスブラッドベリー』、清水誠一郎氏の『中学星 chu-gakusei』、椙本晃佑氏の『the TV show』など、今年、他のコンテストを賑わせてきた作品がいくつか見られる。
2009アジアデジタルアート大賞展は、2月16日から28日まで福岡アジア美術館で開催される。またアクロス福岡では、前日15日に福岡コンテンツマーケット2010、中日の21日にファミリークラシックコンサート「ドラゴンクエストの世界 in 福岡」が開催される。 そして3月6日には、「第3回ゲームフロンティア in 福岡」の開催が予定されている。 【真狩祐志】
優秀賞 『Mr.Shape』 白川東一 『motion』 園田大也、林裕市朗、永吉宏行、丹野寛明、西川剛史、高口英隆 『ZURERUZ』 松下健太郎 入賞 『memory』 山元隼一、古屋隆介 『marionette』 飯田将茂 『Amagoi』 鈴木一平 『Close up to you, little by little』 Kim Jinyoup 『The shape that the will drew』 Kim Jinyoup 『ミスブラッドベリー』 宮城亨 『MIZU-HANABI』 新山哲河 『Catharsis』 戸川蛍 『中学星 chu-gakusei』 清水誠一郎 『the TV show』 椙本晃佑