東映アニメ第1Q減収減益も 利益は業績見通し上回るハイペース | アニメ!アニメ!

東映アニメ第1Q減収減益も 利益は業績見通し上回るハイペース

 大手アニメ製作会社東映アニメーションが、7月29日に第1四半期決算を発表した。連結売上高は前年同期比6.1%減の50億6800万円、営業利益は同14.4%減の7億9600万円、経常利益は同19.3%減の9億1000万円、四半期純利益は4.3%減の5億3900万円である。  いずれも好調で

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 大手アニメ製作会社東映アニメーションが、7月29日に第1四半期決算を発表した。連結売上高は前年同期比6.1%減の50億6800万円、営業利益は同14.4%減の7億9600万円、経常利益は同19.3%減の9億1000万円、四半期純利益は4.3%減の5億3900万円である。
 いずれも好調であった前年を下回る減収減益であった。しかし、東映アニメーションの連結業績予想に較べると業績達成はハイピッチだ。
 売上高が第2四半期の予想の既に62%に達しているほか、営業利益は第2四半期予想とほぼ同じ、経常利益はそれを上回っている。今期も東映アニメーションの業績予想数字は最低水準、期中にそこに業績を着実に積み上げて行く方針が表れた。

 今回、こうした業績の積み上げに貢献したのは、劇場アニメ『映画 プリキュアオールスターズDX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!』の興行成績が好調だったことだ。
 映画の興収は10億円超とミドルサイズだが、東映アニメーションは幹事会社であるためヒットの拡大が収益にそのまま結びつく。劇場アニメ部門は前年同期から大幅な増収となっている。

 映像製作・販売事業では、この劇場アニメのほかパッケージソフト部門も受注映像制作の売上げが大きく増収となっている。同事業の売上高は28億8400万円(前年同期比29%増)、営業利益は5億2000万円(同94.3%増)と好調であった。
 また、海外販売も好調で、ヨーロッパではイタリアが大きく伸びた。『ドラゴンボール』シリーズのほか『ワンピース』、『プリキュア』シリーズのテレビ放映権の販売が伸び、大幅増収になった。北米では『ドラゴンボール』シリーズのビデオ化権が中心となった。

 一方、版権事業はやや苦しかった。国内部門では、昨年ヒットになった『キン肉マン』の遊技機の売上げ減少分をカバー出来ず、前年同期比で大幅な減収となった。しかし、『フレッシュプリキュア!』や『ドラゴンボール』シリーズ、『ワンピース』と同社の主要タイトルは好調に推移した。
 また、海外もゲーム事業で昨年業績に貢献したような大型タイトルが新たになく、大幅な減収となった。大型タイトルの有無に左右されやすい版権事業の特徴が表れたかたちだ。
 同事業の売上高は13億9100万円(前年同期比41.0%減)、営業利益は5億5300万円(同38.2%減)である。

 また、関連事業では『フレッシュプリキュア!』や『ドラゴンボール』シリーズのタイアップ商品やキャンペーンが好調だったが、イベント部門がやや苦戦した。売上高は8億200万円(前年同期比0.6%減)、営業利益は2900万円(同52.9%減)である。

東映アニメーション /http://corp.toei-anim.co.jp/
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