アニメエキスポ 3つのテーマでビジネスシンポジウム開催 | アニメ!アニメ!

アニメエキスポ 3つのテーマでビジネスシンポジウム開催

 7月2日から5日までロサンゼルス市で開催されるアニメエキスポ2009は、会期中に3つのインダストリー・コンファレンス・パネルを開催することを発表した。インダストリー・コンファレンス・パネルは、アニメ・マンガ関連ビジネスで働くプロフェッショナル向けの講演とシ

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 7月2日から5日までロサンゼルス市で開催されるアニメエキスポ2009は、会期中に3つのインダストリー・コンファレンス・パネルを開催することを発表した。インダストリー・コンファレンス・パネルは、アニメ・マンガ関連ビジネスで働くプロフェッショナル向けの講演とシンポジウムである。
 今回は7月2日から4日まで、「マンガ、アニメのハリウッド映画化: Making Mangas and Animes into Hollywood Features」(7月2日)、「米国産マンガは成功するのか?: Can Manga Be Created in the USA and Become Commercially Successful?」(7月3日)、「デジタル流通の未来潮流: Digital Distribution the Wave of the Future」(7月4日)をテーマに取上げる。

 パネルは、それぞれ11時から12時半まで1時間半を予定する。最初の30分を基調講演として、残り1時間は業界関係者のシンポジウムとなる。基調講演は7月2日をeigoMANGAのCEO・発行人であるAustin Osueke氏が務めるほか、3日にはライトスタッフのCEOであるShawne Kleckner氏、4日にはクランチロールのCEOであるKun Gao氏が登壇する。
 このほか各シンポジウムには、Northrop Davis氏(プロデューサー/脚本家)、Jason Hoffs氏(VIZプロダクションズ)、Ken Holinsky氏(MX メディア)、Robert Le氏(アーティスト)、Joshua Long氏(プロデューサー)、Nobuo Masuda氏(バンダイ エンタテインメント)、Robert Napton氏(バンダイ エンタテインメント)、Luis Reyes氏(ネクソンアメリカ)、Justin Sevakis氏(アニメニューズネットワーク)らが参加するとしている。

 アニメエキスポが行うインダストリー・コンファレンス・パネルは2007年から行われており、今年で3回目となる。
 北米で開催されるアニメコンと呼ばれるアニメ・マンガ関連のイベントは、いずれもコンシュマー向けのものでビジネス面での公式の情報機能はほとんど持っていない。そうした中で、アニメエキスポのインダストリー・コンファレンス・パネルは数少ない業界関係者向けのイベントとなっている。

 アニメエキスポ自体もコンシュマーイベントの側面が大きいが、大型イベント間の競争が増す中で、他のイベントとの差別化を目指したものである。アニメエキスポは、北米最大のアニメ・マンガイベントという知名度の高さに加えて、業界関係者の参加が多い。これはアニメ・マンガ関連企業が多く、日本からも至便なロサンゼルスという場所柄も理由になっている。
 そうした中でビジネス向けの情報を求めるニーズも増しており、こうした企画を後押ししている。開催規模はコンシュマー向けの他のイベントと較べると必ずしも大きくないが、北米のアニメ・マンガビジネス関係者の意見が聞ける貴重な機会となっている。

アニメエキスポ2009(Anime Expo) /http://www.anime-expo.org/
《animeanime》
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