そのアングレームの新たな名所となるバンド・デシネ博物館(Musée de la Bande Dessinée)が、今年6月にオープンする。これまでも同名の施設があったが、今回は大幅な拡張とリノベーションを行い本格的な博物館へと生まれ変わる。全く新しい博物館と言ってもいいだろう。 博物館の特色はバンド・デシネと名前を冠しているが、フランス語圏の作品だけでなく、アメリカン・コミックスや日本のアニメ・マンガも広く取り扱うことだ。 また、博物館には展示施設のほか図書館やブックショップ、カフェなども設けられる。さらに常設展示では、1800年代から現在までのバンド・デシネの歴史や有名作家の作品やテクニックの紹介が行なわれる。これとは別に年数回の企画展も行う予定だ。