発売はいつ? リリースが待たれる「うるまでるびペイント」 | アニメ!アニメ!

発売はいつ? リリースが待たれる「うるまでるびペイント」

イベント・レポート

 10月26日、日本科学未来館7Fのイノベーションホールにてセミナー「創作を楽しむすべてのひとへ ~うるまでるびペイントの哲学~」が開催された。このセミナーは10月23日から26日まで開催されたデジタルコンテンツエキスポの1イベント「ASIAGRAPH 2008」の演目の1つとして行われた。
 『おしりかじり虫』などで知られるアニメーション作家・うるま氏と、東京大学大学院准教授の五十嵐健夫氏が登壇した。

 うるまでるびペイントは、誰もが簡単に絵を描き、アニメーションが作れるようになることを目指したペイント&アニメーション・ソフトウェアである。これを開発することになった経緯は、同氏が岩井俊雄氏と2000年にプレイステーション2用に発売されたSCEIのリアルタイムお絵かきゲーム『びっくりマウス』にある。
 メディアアーティストとして知られる岩井氏とうるま氏は、以前フジテレビの子供番組『ウゴウゴルーガ』でアニメーションを共作していたこともある。

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 一方、五十嵐氏は1999年にお絵かき感覚で3Dモデリングを行うソフト「Teddy」を発表した。「Teddy」の技術は、イーフロンティアの3Dソフト「Shade」や「マジカルスケッチ」、プレイステーション2用に発売されたタイトーのゲーム『ラクガキ王国』に応用されている。
 うるまでるびペイントでも、イラストを自在に動かすための「Teddy」の技術を利用している。三角形のポリゴンメッシュによる物理シミュレーションを採用している。

 セミナーでは、うるま氏も自身もこれまで一部使用してきたFlashとの比較も行った。例えばうるまでるびペイントの「いい子いい子ペン」という機能では、引いたラインのタッチの微調節が可能である。
 これはFlashではラインを自動補正してしまい、かえって個々のクリエイターが持つ各々の描線を損ねてしまっていることの改善案でもあるという。
 また、描いた絵や取り込んだ写真をマウスでドラッグするだけでモーションが付機能がある。これも意外にも、これまでFlashにはなかった機能だ。

 Flashはアニメーション制作以外の用途に伴い多機能化している。また、価格も9万円弱と他のソフトよりも安価ではあるにしても、気軽に購入出来る価格ではなくなっている。
 昨年ベータ版公開がなされるとの話があってから1年、うるまでるびペイントは開発の進捗状況としては8割方終わっているとのことだった。気軽にアニメーション制作を行える原点回帰のソフトとして、安価な価格帯でのリリースが望まれる。
【真狩祐志】

DIGITAL CONTENT EXPO /http://www.dcexpo.jp/
レッツゴー!うるまでるび /http://urumadelvi.jp/

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