京都精華大学マンガ学部は10月29日、30日に、「マンガとアニメーションの間に」と題した連続特別講義を開催する。 この連続特別講義は今年度から同大学の客員教授に就任した竹熊健太郎氏によるもので、密接な関係にあるマンガとアニメーションを、「時間芸術」という観点から歴史的な経緯を辿りつつ読み解いて行く。 全6回の講義のうち、6月には第1回「ウィンザー・マッケイの人と業績」、第2回「ウォルト・ディズニーをどうとらえるべきか」が実施され、いずれも好評を博した。 今回は第3回「手塚治虫の引き裂かれた夢」と、第4回「マンガ版『ナウシカ』はなぜ読みづらいのか?」をテーマとしている。マンガとアニメの制作を両立させていた手塚治虫、マンガ版と劇場アニメ版がある『風の谷ナウシカ』と、それぞれの表現の違いから解き明かして行く。 参加費は無料で、マンガ学部以外の学生や一般からの参加も可能である。第5回は12月18日に「“反・物語作家”としての大友克洋」、第6回は12月19日に「マンガとアニメが融合する日」を予定している。 竹熊氏は今月は11日に第4回吉祥寺アニメーション映画祭で審査員を務めてた。このほか26日にはデジタルコンテンツエキスポで「フラッシュアニメ台頭後のクリエイター事情/個人制作作品から見える新たなチャンネル」と題したトークセッションが催される。 このトークセッションは『フルスロットル・マイナス』で2005年のオタワ国際アニメーションフェスティバルにコンペティション入選などで知られるアニメーション作家のルンパロ・チータ氏と共に行う。【真狩祐志】京都精華大学 /http://www.kyoto-seika.ac.jp/当サイトの関連記事/京都大学と京都精華大学がマンガで連携 協定を締結/京都精華大学マンガ学部学部長に竹宮恵子氏京都精華大学 連続特別講義「マンガとアニメーションの間に」日時:第3回 10月29日18:00-19:30「手塚治虫の引き裂かれた夢」第4回 10月30日16:20-17:50「マンガ版『ナウシカ』はなぜ読みづらいのか?」場所 第3回 黎明館1F L-101教室/第4回 対峰館1F T-109教室参加費: 無料(申込不要)対象 在学生、一般
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