フジTV×I.G フルCG劇場アニメ「ホッタラケの島」来夏公開 | アニメ!アニメ!

フジTV×I.G フルCG劇場アニメ「ホッタラケの島」来夏公開

 10月4日のサンケイスポーツによれば、フジテレビはアニメスタジオ プロダクションI.G制作による長編フルCG劇場アニメ『ホッタラケの島 遥と魔法の鏡(仮)』を来年夏に公開する予定である。
 報道によれば、監督は『砂時計』などの実写映画などで活躍する佐藤信介さ

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 10月4日のサンケイスポーツによれば、フジテレビはアニメスタジオ プロダクションI.G制作による長編フルCG劇場アニメ『ホッタラケの島 遥と魔法の鏡(仮)』を来年夏に公開する予定である。
 報道によれば、監督は『砂時計』などの実写映画などで活躍する佐藤信介さん、不思議な世界に迷い込んだ少女を描くファンタジーである。ピクサーやドリームワークスのようなファミリー映画を目指すようだ。また、作画はプロダクションI.Gが独自に開発した手描きで書いた2Dの絵を、3Dで作った映像に張り付けるという独自の技術を利用するとしている。
 報道を行ったサンケイスポーツを発行する産経新聞は、フジテレビも属するフジ・メディア・ホールディングスの主要グループ企業である。

 日本の劇場アニメは、『ポケットモンスター』や『ドラえもん』、『名探偵コナン』のように、テレビシリーズから派生した作品が、劇場興収の大半を占める。このなかでスタジオジブリ作品が、例外的に大ヒットしている。
 サンケイスポーツの報道では、ハリウッドに対抗するとのニュアンスが強いが、日本テレビとタッグを組むスタジオジブリも意識したものになりそうだ。特に来年は、ジブリ映画の劇場公開はないと見られるだけに、ポストジブリも視野に入れてオリジナル劇場アニメでヒットを狙う。
 フジテレビは 2006年に、GONZOの制作する2D劇場アニメ『ブレイブ ストーリー』を製作し劇場公開している。興行成績20億円のヒットとなったが、製作者の期待値に届かなかったとされている。今回は3Dアニメでさらなる成功を目指すことになる。
 
 一方、今回の制作を手掛けるプロダクション I.Gは、『イノセンス』、『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』などでは、同社の大株主でもある日本テレビとコラボレーションをすることが多かった。
 しかし、フジテレビとは2005年に共同出資で映像制作スタジオのFILMを設立している。こうしたテクノロジーの開発と映像制作での協力が今回のプロジェクトにつながった。

 プロダクションI.Gは、現在自社サイトで3D劇場作品のCGアーティスト募集を行っている。この募集は、今回の『ホッタラケの島 遥と魔法の鏡(仮)』のスタッフとみられる。
 このほかプロダクション I.Gは、沖浦啓之監督の新作劇場アニメのスタッフの募集も先日行っていた。また、次回はプロダクションI.Gで3Dアニメの新作を手掛けるとみられる押井守監督の企画も進行している可能性が高い。同社で大型劇場映画の企画が相次ぐことになり、今後の動向が見逃せない。

サイケイスポーツ /http://www.sanspo.com/
/フジ、フルCGアニメ映画でカンヌだ!

フジテレビ /http://www.fujitv.co.jp/
プロダクション I.G / http://www.production-ig.co.jp/

佐藤信介公式サイト /http://shinsukesato.petit.cc/

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